2月5、6日にフランス・ロワール地方ソーミュールで行われたヴァンナ・チュールの
ワインサロン「la Dive Boutille(ラ・ディーヴ・ブテイユ)」の写真です。
今年でなんと18回目の歴史あるワインサロンで、弊社も10年毎年欠かさず参加しています。地元ロワールの生産者を筆頭に、フランスだけで150生産者、その他の国のワインやビール、コニャックなどを含め、総勢200生産者が出展する巨大なサロンです。また来場者も年々増え続け、煌びやかに装飾された会場の洞窟(カーヴ)内は、有に3000人は超すだろう人々の熱気で溢れかえっています!
ヴァンクゥール取り扱い生産者は以下の通りです♪
ロワール
ベルヴュ、ノエラ・モランタン、ローラン・サイヤール、レイナルドエオレ
アルザス/ジュラ
カトリーヌリス、ボールナール
ブルゴーニュ/ボージョレ
ジャン・ジャック・モレル、カリーム・ヴィオネ、ケヴィン・デコンブ
ローヌ/ラングドック
ドゥー・テール、フォン・シプレ、ジミオ
シードル/ビール
フォール・マネル、ピジョンネール
また同時期に開催される、ピュズラ、モス、ヴィルマード、ボノーム主催の「レ・ペニタント」にも重要生産者がズラリ!彼らはDiveの席を若手に空けて、2012年から単独でサロンを行っています。
その他、無名の若手集団から成長著しい「レ・アノニム(匿名希望)」、ビオディナミを中心としたクラシカル・ナチュール「サロン・サン・ジャン」も同時開催され、アンジェ一帯は世界各国からヴァン・ナチュールを求めて集まったビジターで大賑わい!
毎年違う作柄、毎年違う表情のワイン、そして少しずつ変化する造り手の感覚。
これらを人混みの中、試飲レベルで理解を深めていくことは容易ではありませんが、忘れられないワインの第一歩は、もうこの瞬間から始まっていると思うと、俄然やる気が湧くものです。
が、しかし、その時必死で掴んだ気になって、こうなるだろうと読みきっても、出来たワインは実際予想と違う結果になることは良くあります。そんな時は「ヴァン・ナチュールは分かった気になっても、分からない。いま目の前にあるものを信じなさい。理解をするのはそこからでよい」と言い聞かせています。お互い生き物同士。なかなか一筋縄では行きませんからね(笑)
ハードな旅であることは間違いありませんが、彼らの「今」を感じられる喜びに期待して、また来年も旅立つことでしょう。
「ドメーヌ・ド・シャソルネイ」、「ネゴシアン・フレデリック・コサール」の2015年ヴィンテージのお披露目試飲会を、東京で開催いたします。
ぜひこの機会にシャソルネイ&コサールの2015年ヴィンテージをじっくりご試飲頂ければと存じます。
皆さまのご参加を心よりお待ちいたしております。
※本試飲会はプロ向けの試飲会となりますため、一般消費者の方のご参加はご遠慮いただいております。
※生産者「フレデリック・コサール」は来日いたしません。
対象:酒販店、飲食店
日時 : 2017年4月13日(木) 13:30 ~ 16:20 (最終入場15:50)
入場料: 2,000円
場所 : ホテルモントレ銀座2F『ル・ソール』
住所 : 東京都中央区銀座2-10-2 電話 : 03-3545-3777
*お申込書ご記入のうえ、弊社までFAXにてお申込みください。(FAX:03-5280-3002)
*飲食店のお客様は、お申込書にご帳合先名をご記入いただきますようお願いいたします。
*弊社確認後、お客様番号を記入し、リファックスさせていただきます。その時点でお申込み完了となります。
*お申込み〆切り:4月5日(水)
ご不明な点がございましたら弊社までご連絡くださいませ。(TEL:03-5280-3001)
COLORFUL!(カラフル)、JOYFUL!(ジョイフル)、SAILLARD!(サイヤール)
割とうまく並びました(笑)
トゥーレーヌの「ローラン・サイヤール」が1年ぶりにリリースです!
しかもご覧の通りの目にも鮮やかな新キュヴェが4種も仲間入り♪
ローランはフランス人ですが、ニューヨークでレストラン経営をしていたこともあって、
ネーミングやラベルデザインは良い感じに「フレンチ・アメリカン」がシンクロし、
ボトルを見るだけでも楽しい時間の期待が高まります☆
ベースはシンプル。
でも心に残る洗練されたインパクトは、まさしく彼のワインそのものです。
今回すべて2015年ヴィンテージとなります。
写真左→右の順にご紹介いたします♪
ラッキー・ユー/白
ソーヴィニョンブラン100%
レモングラスの清々しい柑橘とほのかな青苦味。
養土を感じるミネラル感があり、今年も出汁っぽさは健在!
「君ラッキーだよ!」の君はローラン自身のことを指しています。
ポップ/ロゼ・泡
カベルネソーヴィニョン90%、ピノドニス10%
爽やかな甘すっぱさと、やさしい泡立ちが心地よい、残糖5g/Lのペティアン。
泡が弾けるという意味で「POP(ポップ)」と命名
ラ・ヴァルス/ロゼ
カベルネソーヴィニョン90%、ピノドニス10%
ポップと同じブドウで仕上げたスティルワイン。
色づいた白桃のようなピンク色は見とれるほどきれいで、味わいも瑞々しい桃そのもの!「ヴァルス」はワルツのフランス語で、その味わいから優雅さをイメージし命名
ジョイフル/赤
カベルネフラン100%
バラやスミレの芳香が漂い、果実のみずみずしさは秀逸!
Joy(full)はJoyful「楽しい」とfull of joy「喜びに満たされた」の2つの意味を掛け合わせています
スカーレット/赤
ピノドニス70%、ガメイ30%
ピノドニスのスパイシーさとガメイの豊富な果実味が素敵に混ざり合い、
チャーミングで女性らしいイメージのワインに仕上がった事から、女性の名前である「スカーレット」と命名
ラ・ポーズ/赤
ガメイ100%
やわらかく広がるブドウの果実が心地よく、シンプルな構成ながら、飲むほどに引き込まれて行くワイン。畑仕事の休憩に最適なヴァン・ド・ソワフであることから、「ラ・ポーズ(休憩)」と命名
料理の腕前はもちろん、ワイン造りのセンスも超一級品♪
ローラン・シェフ渾身のワインのフルコースをぜひご堪能ください!
C’est très délicieux!
ドメーヌ・オヤマダ/ポンコツ リリース準備進行中!
写真はデゴルジュマン前のピュピトルに立てられた祝2015です。
ドメーヌ・オヤマダは2017年2月下旬、ドメーヌ・ポンコツは3月上旬にリリースを控え、現在準備に追われています。
ドメーヌ・オヤマダはもう安定の美味しさ。トップキュヴェの洗馬は今回も流石です♪
ドメーヌ・ポンコツは中原で二年目の仕込みでしたが、前年の経験を生かし、
明らかに品質が向上しています!
松岡氏の経験の豊かさと、2年目でのこの進化は脱帽です。
次回リリースのラインナッ プは下記の通りです。
ドメーヌ・オヤマダ / 祝 2015
12月下旬にデゴルジュマンの後、少し落ち着かせてからリリース。2014よもリッチで密っぽい印象。
ドメーヌ・オヤマダ / 洗馬赤 2014
樽熟中。前回リリースの2012よりもスケールは小さめだが、儚くも深遠で大人っぽい色気を持つ。
ドメーヌ・オヤマダ / BOW!白 2016
発酵終盤。歴代最高のまったりもったり感で味ののりが最高!今回も少量残糖ありの予定。
ドメーヌ・オヤマダ / BOW!赤 2016
今年は日向のヴィニフェラが入り、軽やかながら雰囲気と芯のあるワイン。巨峰は鹿に食べられ全滅。
ドメーヌ・ポンコツ / jalopy 2016
樽熟中。前年より醸し長めだが、きめ細かく、杏のような香りが面白い。
ドメーヌ・ポンコツ / おやすみなさい 2016
瓶内発酵終了。今年は3気圧、残糖8 g/L。イチゴジュースのような甘酸っぱさが食欲をそそる!
ルーションの「フィトゥー」で圧倒的な個性を放つ、ジョン・シュミット!!
2002年から父親とマキシム・マニョンによる共同経営のドメーヌ、「マリア・フィタ」のメンバーに加わり、2005年からはマキシム・マニョンに代わり実質畑仕事から醸造までを行い、2012年にマリア・フィタの畑4haを譲り受け、念願だった自身のドメーヌをスタートさせました。
以前リュベロン地域自然公園内で仕事をしていた時から、ビオロジックやビオディナミ農法に興味を持っていたこともあり、師と仰ぐマキシム・マニョンのワイン造りは彼の中にすんなり浸透していきました。また同時にパトリック・デプラ(当時グリオット)のワインに感銘を受け、「ヴァンナチュールこそ自分の進む道だ」と確信していったそうです。
まだドメーヌとしては若手ながら、彼はブドウ栽培、ワイン醸造の確固たる哲学、イメージをもっており、栽培においては健全で病気に強いブドウを育むためには「多様な植物栽培」により生れる食物連鎖の循環が重要と考え、ブドウ畑のまわりに様々な植物を植樹し、鳥や動物が自然と集まる環境をつくりだし、畑とブドウの生命力を高める環境づくりに力を注いでいます。
醸造においても、やはり「多様性」がキーワードで、色々なブドウ品種を混ぜ合わせることによって、それぞれの品種が欠点を補い合い、酸化に強いワインができるという先人の考えを取り入れています。また、醸しと発酵、そして熟成期間中はワインに一切手を加えず、ブドウのポテンシャルを信じワインの行き先を任せることで、最終的にはバランスのとれた抗体のあるワインが出来上がると考えているようです。(それがリスクにならぬよう、ワインの状態は休みなく常に緊張感をもって観察しています)
今回赤ワイン5種類リリースです♪
すべて混醸、SO2無添加、ノンフィルターです。
クリスタル混じりのシスト土壌で育まれた樹齢70年~140年のブドウを完熟しすぎない絶妙なタイミングで収穫し、やさしく抽出。
ワイルドでやんちゃな側面もありますが、素直に染みこむ果実味があり、複雑で奥深い味わいに仕上がっています。
※ラベルは彼の友人画家のデザインで、ワイン名と関連性はなく、ワインを飲んで浮かんだインスピレーションでデザインを描いたそうです。
P4(ペー・キャトル) 2014 (※写真中)
グルナッシュ60%、リヤドネ・プル40%(グルナッシュの亜品種)
樹齢70年~80年
アルコール度数は11%ながら、ヴィエーユ・ヴィーニュの力を感じる。
ほんのりクリスピーで南のワインとは思えないみずみずしさが特徴。
フジトゥ2014 (※写真左)
グルナッシュ、グルナッシュブラン、グルナッシュグリ、リヤドネ・プル、
カリニャン、マカブー、テレット、アリカント
樹齢70年~140年
ワインのバランスが良く、エレガントながら飲みごたえ十分!
マメット2014 (※写真右)
カリニャン(7種類の異なるセレクションマサール)
樹齢140年
洗練と野性味が混ざり合った絶妙なバランス♪
アベラ2014
シラー、グルナッシュ、グルナッシュブラン、グルナッシュグリ、リヤドネ・プル、
カリニャン、マカブー、テレット、アリカント
樹齢25年~140年
シラー60%をベースにフジトゥのブドウを40%ブレンド。
シスト土壌らしい骨太なミネラル。果実の旨味が溶け込んだ染み入る美味しさ。
3G(トロワ・ジェー)2014
グルナッシュ、グルナッシュブラン、グルナッシュグリ
樹齢70年~80年
3ヶ月半のロングマセラシオンを経たワインは、とても果実味がふくよか。
この先手が付けられないくらい美味しくなる予感がプンプンしています!
ジョン・シュミット、乞うご期待ください~♪