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  • 2020.09.25

■日本ワイン 

ドメーヌ・ポンコツ紹介 p41

 

■Natural Wine p75~79■

ランスミ・デュ・ヴィラージュ14/レイナルド・エオレ

ピエージュ・ア・フィーユ11/レ・カプリアード

ご紹介者様:若林康史様

 

■Extra Edition P89~90■

蔵・ブラン19/ピエール・オリヴィエ・ボノーム

ご紹介者様:田中照二様

 

スキン・コンタクト・ブドー16/シャソルネイ

スキン・コンタクト・ズィズィフレッド17/フレデリック・コサール

ご紹介者様:久保田雅秀様

 

  • 今月の1枚(フランス/スペイン)
  • 2020.09.15
  • 《ブルゴーニュ》シャソルネイ&コサール2018 リリース!
  • お待たせいたしました!
    ドメーヌ・ド・シャソルネイ&ネゴシアン・フレデリックコサールの新ヴィンテージ「2018年」がリリースとなります!

     

    まず最初にこちらの写真を見ていただけるとお分かりになるかと思いますが、

    ついに!コサールの「クヴェヴリ」がリリースとなります!!

    ※メインラベルは通常と同じで、こちらはバックラベルになります

     

    きっかけは2017年冬に訪れたジョージアで出会った、驚くべきピュアなワイン。
    予てから地球環境への考慮と、更なるテロワールワイン追及のため、樽以外の可能性を模索していた彼にとって、樽にマスクされずニュートラルなエキスを持つジョージア・ワインとの出会いは衝撃だったようです。その場でクヴェヴリの作り手に9.5hL~14hLサイズ(ブルゴーニュサイズの樽 4樽~6樽分)のステンレスの蓋がついた甕を10基オーダーするくらいですから、その感動の度合いが伺えます。

    そしてこのクヴェヴリのためにすっぽり地中に埋まる盛り土と石積みの壁をわざわざカーヴ内に施しています。(容易に取り出すことはできません)

     

    今回リリースされる樽熟成とクヴェヴリ熟成について、樽もクヴェヴリも同一のブドウで仕込まれており、白はプレス、デブルバージュ後、赤はマセラシオン、プレス後に、それぞれの容器に移され発酵・熟成が行われています。ジョージアにインスパイアされつつも、目指すのはクリアでエネルギッシュなヴァン・ヴィヴァン(生きてるワイン)であり、コサール流は発酵槽ではなくあくまで熟成容器としてのアプローチです。

     

    半年ほど熟成が経過した昨年春のこと。この時の試飲でコサールは「クヴェヴリ熟成はエキスは瑞々しく滋味に溢れ、どこまでも伸びやか。その後に樽のワインを飲むとリッチで芳醇ではあるが、やはり樽香がブドウのピュアな果実感を妨げているように感じてしまう」とコメントしていました。従来の樽熟成において、たとえ新樽を使っていてもローストの香りは浅く、圧倒的なブドウ感が前面にありましたが、クヴェヴリのアロマはどこか奥ゆかしく、でもブドウのポテンシャルは樽以上にストレートに感じられると言うのです。

     

    あれから1年半以上、ボトリングから半年経過した現在も両者のイメージは大きく変わらず、抜栓後短時間で豊かに開いていく樽熟に比べ、クヴェヴリは開けたてよりも数日経過後にエキスが混然一体となり、じっくりピークを迎え長く維持していく印象があります。樽熟とクヴェヴリの同じキュヴェを飲み比べてみると、その違いは実に分かりやすく、元が同じブドウであることに驚かされます。また抜栓のタイミングや温度、グラス選びなど、それぞれのワインがもつ特徴に合わせて味わいの引き出し方を変えてみるのも興味深いです。

     

    2018年ヴィンテージはコサールの変革の年。

    「脱樽熟成」に向けて、クヴェヴリを導入すると同時に新樽熟成を完全にやめ、加えて17hLサイズ(ブルゴーニュサイズの樽 7.5樽分)の卵型コンクリート(シリスが含まれている)タンクを導入しています。密閉性が高く、卵型によるディナミザシオンの効果があり、発酵中はガスを抜き、発酵後は酸化防止のためガスを足しコントロールができる優れもので、スキンコンタクトシリーズで使用される特注のステンレスタンクと同じような構造となっています。

    ※2019年ヴィンテージは引き続き古樽を使用していますが、2020年ヴィンテージからはほぼクヴェヴリと卵型タンク100%熟成となります

     

     

    【2018ヴィンテージの特徴について】

     

    〇気候 

    春は雨が多かったが、6月から一転乾燥した天気が8月まで続いた。

     

    〇収量

    乾燥により収量減を予想していたが、2017 年の秋の終わりから 2018 年春まで降った雨の貯蓄が地中にストックされていたおかげもあり、最終的には予想をかなり上回る収量を確保できた。

     

    〇味わい

    ドメーヌ白

    アタックにブドウの熟度、ボリュームが感じられるが、中盤以降はソリッドな印象。

     

    ドメーヌ赤

    やや甘やかで野性味を感じる果実感。ボリュームはあるがタンニンは割と穏やか。

     

    ネゴス白

    ボリュームがありながらスムーズな飲み心地。酸はやや低めだが、ストラクチャーがある。

     

    ネゴス赤
    果実感は鮮やかでスムーズ。品格があり緻密な構成だが、若いうちから楽しめる。

     

     

    弊社がシャソルネイ&コサールの取り扱いを始めてから10年。

    コサールが挑むクヴェヴリ&卵型タンクは、テロワールの真の表現を追求する彼の独創性と本質が凝縮された「コサール・ワイン」の最終形態と言えるかもしれません。

     

    シャソルネイ&コサールの新たな歴史のはじまりです!

    どうぞご期待ください!!

     

    必見!コサールによる2018年ヴィンテージ紹介ビデオ

  • メディア
  • 2020.09.11

■日本の造り手100

 

■ドメーヌ・オヤマダ 紹介 p43■

■ドメーヌ・ポンコツ 紹介 p70■

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