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  • 今月の1枚(日本)
  • 2018.01.20
  • Domaine Oyamada(ドメーヌ・オヤマダ)1月の西山の畑
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    写真は、BOW!白でメインの畑の西山です。

     

    季節は冬。当たり前ですが葉は一枚もありません。
    剪定を待つ冬の畑も、これはこれで美しいですね!

     

    そしていよいよ2017年のリリースが間近となりました!
    2017年の山梨は、春から7月にかけては極めて順調に推移しました。

     

    5月6月の雨量はなんと平年比の半分前後。そんな流れに期待をしていたら、
    大事なデラウェアの成熟期の8月に雨が降り、約10年ぶりにデラウェ アの実割れが問題となり、収穫では選果を必要とする畑もありました。

     

    赤品種に関しては、その後の天候の回復が9月にかけて続いたため、健全でそこそこの熟度の確保に成功。10月は数度の台風上陸があり、すでに収穫を終えていた山梨は問題ありませんでしたが、洗馬は影響を受けました。

     

    このように2017年は8月の雨が目立ちましたが、ブドウの熟度としては中程度のものを得ることができています。BOW!白については、2016年ような凝縮感はありませんが、酸の残った伸びやかで優しい味わいに仕上がっています。

     

    そんな2017年のワインが、オヤマダ、ポンコツそれぞれからリリース!

     

    ドメーヌ・オヤマダ/2月中旬リリース予定
    – BOW!(白)2017 デラウェア主体
    – BOW!(赤)2017 カベルネフラン、MBA主体

     

    ドメーヌ・ポンコツ/3月上旬リリース予定
    – jalopy2017(醸し) デラウェア主体醸し
    – おやすみなさい2017(ロゼ泡) 巨峰、ピオーネ主体
    – まどぎわ2017(白) デラウェア、甲州

     

    中でもドメーヌ・ポンコツの「まどぎわ」は、今回初リリースとなります。
    松岡氏が基本に立ち返るつもりで仕込んだこのワインは、シンプルな中に
    ドメーヌ・ポンコツらしさが詰まった素晴らしい仕上がり!

     

    名前の由来やワインの詳細は、左枠の「ドメーヌ・ポンコツ」ページより、
    ぜひご覧下さいませ♪

  • 今月の1枚(フランス/スペイン)
  • 2018.01.20
  • 《ロワール》 Team Clos du Tue-Boeuf! 
  • Clos du Tue-Boeufのカーヴでの一枚。

    みんなが手にしているのは、フランスの新春恒例「ガレット・デ・ロワ」で、この少し前に丁度ゲームが行われたところです♪

     

    (今年も村木はすべりません笑)

     

    現在のテュ・ブッフは、ティエリとジャン・マリーを筆頭に、10年以上もティエリの右腕として働いているノエル(写真右のニット帽)をはじめ、総勢6名+研修生で構成されています。ちなみに左のニット帽の若者はノエルの息子さんで、現在学校に通いながらテュ・ブッフで研修をしています。(ノエルの隣はたまたま居合わせた水道屋さんで、この方の名前もノエル。恐らく12月生まれでしょうね)

     

    さて、どこかやんちゃな印象の強いティエリも、先日の誕生日で52歳を迎え、ずいぶんベテランの風格が感じられるようになりました。(笑ったときにできる目じりのシワも目立つようになったかな) でも冴え渡るブラックジョークや遊び心は相変わらず健在で、魅力は衰えません(笑)

     

    我々が知り合った頃から、常に時代の半歩先を行くような活動を続けて来たティエリ。ヴァンナチュールへの挑戦、1999年に始まったネゴス事業は、地元ナチュールワインにおけるネゴス産業モデルとなり、若手生産者とブドウ栽培者の連携の礎を築き、2000年初頭から始まった他国のワイン生産者との異文化交流は、その後のフランス国内における異国ワインの流通へと繋がり(数年前から日本酒や日本ワインも取り扱い有り)、2013年に始まったアンフォラワイン造り、ボノームをはじめとする地元の若手育成への貢献など、彼のワインに対する純粋な気持ちから始まった挑戦は、地元のみならず、フランス全土に影響を与え、確かな道になり、今では多くの世界中のヴィニョロン、クライアント、ワイン関係者が、彼に熱いまなざしを送っています。

     

    それもこれもシンプルに自分のワイン造りの可能性を求め、そして高めること、また地元ワイン産業の発展を願って、本人としては極当たり前の努力を重ねてきたというスタンスなのだと思います。しかし彼のワインが魅力的でなければ、誰かの心を動かすことなどできないわけで、彼にその才があったのは確かなこと。ワインを飲む度に幾度となく魅了され、ティエリだからできたことの訳を、噛み締めてきました。これからも彼が辿る道、産み出すワインに多くの人の心が動き、また新たな道が生まれることを信じてやみません。

     

    今回リリースのクヴェヴリは、本人もまだ過程にあるとコメントしていますが、随所に秘めるティエリのニュアンスをぜひ楽しみに探してみてください。そして彼がひとつの完成形の答えを導き出すまで、どうぞ気長にお付き合いください!

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