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  • 2020.09.11

■日本の造り手100

 

■ドメーヌ・オヤマダ 紹介 p43■

■ドメーヌ・ポンコツ 紹介 p70■

  • 今月の1枚(フランス/スペイン)
  • 2020.08.20
  • 《ロワール》1年ぶりのマイ&ケンジ・ホジソン!
  • 7/31撮影、ホジソンのファイヤの区画のひとつベルヴュ―にあるヴィエーユ・ヴィーニュのシュナンブランです。

     

    ご覧くださいこの立派な実付きを!!

    2020年はドメーヌはじまって以来の大豊作が期待できそうです♪

    加えて0.25haに植えられた樹齢4年のシュナンも今年は無事に初収穫される予定で、

    ファイアについては大幅に収量が増える見込みです!!

     

    収穫は8月末開始予定で、シュナンの収穫としては異例の早さですが、暑さのピークは過ぎた模様で、向こう1週間の気温は30℃を超えることはなく、また程よい雨の予報となっています。これにより収穫期を多少コントロールできる可能性を持てることはプラスと言えるでしょう。

     

    収量が増える分、熟度と酸度のバランスを見極めながらの収穫と仕込みの段取りは、例年とはまた違う苦労がありそうですが、今までとは異なるワインの多様性、新たな発見など、まだ見ぬホジソン・ワールドとの出会いがとても待ち遠しいです♪♪ (どこの生産者もコロナの影響で海外の収穫者確保が難しい状況のようですが、何とか乗り切って欲しいところです!)

     

    さて今回5種類リリースです!
    2016年、2017年は遅霜とミルデュー、2018年はミルデューが蔓延した年で、近年苦労続きですが、

    その中でもテロワールとヴィンテージのはっきりした違いがあり、それぞれ個性が輝いています!

     

    〇ファイア2018

    シュナンブラン100%

    樹齢:34年~104年 

    収量:15hl/ha

    蜜っぽく、ふくよかなテクスチャ。

    シストのテロワールに由来する、ミネラル感と塩気があり、フィニッシュはタイトな印象もあります。

     

    〇レ・ゾシゴアン2017

    シュナンブラン100%

    樹齢:11年~38年 

    収量:40hl/ha

    しとやかで研ぎ澄まされたエキス感。立ち上がりの静寂から見事な奥行を見せてくれます。

    余韻まで鉱物感と旨味が長く続きます。

     

    〇オ・ガラルノー2018

    カベルネフラン100%

    樹齢:24年~54年

    収量:15hl/ha

    熟した赤い果実。やや収斂したタンニン。シルキーで艶っぽさを感じる飲み心地。

    カベルネ特有のスパイス感や土のニュアンスもきれいに表現されています。

     

    〇ラ・グランド・ピエス2018

    グロロー90%、ガメイ10%

    樹齢:35年平均 

    収量:30hl/ha

    明るいタッチ。リズミカルで瑞々しい飲み口。ピュアな果実感とスパイス感が魅力。

    アルコール11.5%とは思えない充実感。

     

    ヴィンテージの特徴としては、2018年はブドウのポテンシャルをダイレクトに感じるリッチな印象があり、2017年は端正でまとまりのある印象です。

     

    そして今回ホジソン流の貴腐ワイン「エム・エフ・ドゥー ランシオ2016」が実に3年半以上の現地カーヴ熟成を経て遂にリリース!!ミラクルと努力によって生まれた、またとない1樽のみのスペシャルなワインです!!

     

    ここがポイント!

    ・ファイアの区画「カール・デ・ノエル」の貴腐ブドウを通常のファイヤと分けて収穫・仕込み

    →収穫は10月末、11月初めの2回

     

    ・22ヶ月間発酵が止まらず、真夏の炎天下の中に樽を2週間屋外に出しランシオ製法を実践

     

    ・樽をカーヴ内に戻し、更に5か月熟成

     

    ・カーヴ内瓶詰め後12ヶ月熟成+カーヴリリース後9ヵ月熟成 

     →2020年9月時点、TOTAL 48ヵ月熟成!

     

    ・残糖120g/L。SO2無添加、ノンフィルター 

     →カーヴ内での1年熟成で再発酵の安全確認をしてリリース!(抜かりなし!)

     

    まずこんなにピュアでのど越しがスムーズな貴腐ワインがあるのだろうかと驚きます!

    ランシオ仕立てでSO2無添加ですが、ほのかなシェリー香はあるものの酸化した感じがほとんどなく、1口、1杯でも記憶に残る印象深い味わいです。開けてからも半永久に飲み続けられるかとは思いますが、500ml入りでもお1人1本だと持て余してしまうかもしれません(笑)

    極少量入荷となりますので、ぜひこのまたとない至福の貴腐ワインをお見逃しなく~!

     

     

    さぁいよいよ今年も収穫期に突入です!(始まってるところもありますが)

    今年は春の遅霜を回避できたので全体的に良さげです。
    ただ実際は雨が降っているところとまったく降らないところ、そのクリマによって収量とスタイルに大きく差が出そうですが、夏が猛暑でも日中夜の寒暖差があるため、この温度差がブドウの品質を上げると期待されています。(ホジソン貴腐ワインもあるかもしれません~♪)

     

    2020年、きっと誰にとっても忘れることのできないヴィンテージになるでしょう。

    2020年のワインが出来上がるころには、笑顔で喜びを分かちあえますように!

    すべての生産者が最高のフィナーレを迎えられますように!

  • 今月の1枚(フランス/スペイン)
  • 2020.07.16
  • 《ボジョレー》ヌーヴォー2020!
  • 写真はカリーム・ヴィオネのサン・テティエンヌ・デ・ズリエール村のブドウ畑です。

     

    カリームは昨年ヌーヴォー向けにドメーヌがあるヴィリエ・モルゴン村から、10キロ南に位置する サン・テティエンヌ・デ・ズリエール村に、平均樹齢 40 年のブドウ畑 1ha を新たに手に入れました。当地は少し傾斜のある砂地土壌で、昨年のような猛暑の年でも果実感は滑らかでエレガントなワインに仕上がる特徴があります。

     

    一方昨年のヌーヴォーにブレンドされたもう一つの畑のランシエは、同様にエレガントな個性を持ちながらも花崗岩に由来する骨格を備えています。

     

    昨年はサン・テティエンヌ・デ・ズリエールが60%、ランシエが40%のブレンドとなりましたが、今年は収量が見込まれるため、カリームの当初のコンセプト通り、ヌーヴォーは生き生きとした果実感のあるサン・テティエンヌ・デ・ズリエールのブドウ100%で仕込み、また深みのあるランシエはボジョレー・ヴィラージュ キュヴェK.Vにブレンドされる予定となっています。

     

    さてここまでのボジョレーはカリーム、ジャン、ケヴィン(フレッド)、3生産者ともに順調そのものです♪

    今年の冬は近年の暖冬を上回る異常な暖かさで、冬らしい冷え込みが無いまま春を迎えることになりました。それによりブドウは勢いよく成長したため、例年以上に遅霜のリスクが心配されましたが、神がかり的に回避し、その後適度な雨もありブドウはかつてないほど早いスピードで成長を続けています。

    また開花時期も早く短期間で順調に終わり、生産者によって差はありますが、早ければ8月中の収穫も十分考えられます。そして遅霜がなかったため、現時点で豊作が期待されています!

     

    3生産者の収穫予測

    〇カリーム・ヴィオネ

    収穫予測:8月後半 ※開花から3ヶ月目安

    開花:5月20日

     

    〇ジャン・フォワヤール

    収穫予測:9月前半 ※房数が多く熟すのに時間がかかると予測

    開花:5月22日

     

    〇ケヴィン・デコンブ(フレデリック・コサール)

    収穫予測:8月後半~9月前半 ※標高差のあるレーニエ、マルシャンで異なる

    開花:レーニエ 5月25日、マルシャン6月6日前後

     

    【ヴィンテージ速報をぜひご覧ください】

    https://vinscoeur.co.jp/wp/wp-content/uploads/2020/07/7ed2e58416b2aa1161bb9228f5778d67.pdf

     

    7月中旬現在、カリームの畑は目立った病気もなく、少しオイディウムがある程度のようです。日中は暑く、朝晩は涼しく寒暖差があり、まさにパーフェクトな天候が続いているようです!

     

    収穫まであと1ヶ月余り。

    降雨と雹に警戒しつつ、2020年のワインが希望に満ち溢れたヴィンテージであることを願っています!

     

     

    ブドウ畑の明るいニュースは一筋の光となり、勇気を与えてくれます。
    生まれ行くワインを愛でる喜びを、忘れられない感動を、今年もぜひ楽しみにお待ちください!

  • 今月の1枚(日本)
  • 2020.06.24
  • Domaine Oyamada(ドメーヌ・オヤマダ)プチマンサンのカサかけ
  • 写真は6月22日、大久保にあるプチマンサンのカサかけの様子です。

    当日は梅雨らしい雨の中での作業となりました。

     

    今年の入梅は例年より3日遅い6月11日頃となり、また梅雨明けは7/20前後と例年並みの予想となっていますが、極端に早まる可能性もあるそうです。

     

    ここまでの山梨の天候は1月~3月中旬は例年より暖冬で、3月後半~4月にかけてはやや低め、5月~6月は例年並みの推移となり、雨量はやや多い年となっています。

    またこのまま行けば収穫時期は例年並み、収量は昨年と同等か少し上回る予測となっています。

     

    今回作業を行った大久保の畑にはプチマンサン、ムールヴェードル、少量ルーサンヌが谷沿いの南斜面に植えられています。プチマンサンとルーサンヌはデラウェア主体のBow!白の補助品種として日向のプチマンサン、シュナンと共にブレンドされています。

     

    プチマンサンはニュートラルでありながら熟すと蜜感が強く、フランスのスッド・ウエストではパスリヤージュの甘口ワインも造られています。蜜のような果実感がありながら酸が落ちることはなく、前半のボリューム感から徐々にソリッドな印象へと変わって行きます。Bow!白には約20%プチマンサンがブレンドされていますが、瓶内で熟成して行くに連れてプチマンサンの存在感が増し、その個性がワインにメリハリ与えていると感じます

     

    暑さに耐え、雨にも割と強く、樹勢の強いプチマンサンは、現在小山田氏をはじめ多くの日本生産者が注目している品種のため、これから作付けが増えて行くのではないでしょうか。ちなみにBow!白に極わずかにブレンドされるルーサンヌはジュースの時点で紅茶のようなアロマがあり、小山田氏はこの品種に対しても関心を持っています。

     

    いつもと変わらない葡萄畑の風景。
    その生命エネルギーに触れるだけで心は安らぎ満たされていきます。
    ワインを通じて行われる葡萄畑のエネルギーと人の循環。

    そこから生まれる喜びのシンパシーに思いを馳せながら、今年のワインの完成を楽しみに待ちたいと思います。

  • メディア
  • 2020.06.17

■テイスティングレビュー  P48

コー・タ・コー10/ノエラ・モランタン

フィサン・レ・ジュルメ06/クロ・ノワール

ご紹介者様:前田一成様

 

■ドメーヌ・オヤマダ 紹介 P81■

■ドメーヌ・ポンコツ紹介 P82■

 

■Extra Edition P96~102■

ペティアン・ナチュレル・フェステジャール・ロゼ18/ラ・ボエム

ご紹介者様:吉田博人様

 

ジャジャ19/レ・ドゥーテール

ご紹介者様:山田雪絵様

 

ル・グロ/モス

ご紹介者様:加藤陵様

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