蟹沢は山梨市の万力にある、デラウェアが植わっている棚の畑で、
ここで取れたブドウは、テーブルワインBOW!の白に含まれます。
この畑は南向きの斜面にあり、日当たりは良好。樹勢も程よく抑えられ、できるブドウはかなりのポテンシャルをもちます。
日当たり良好な分、8月の収穫時は恐ろしく暑い甲府盆地を堪能することになりますが・・・
現在こちらの畑では誘引と摘穂を行っています。
将来ワインとなる花穂を選びながら、不必要なものは落とし、同時に新梢を誘引していく作業です。
デラウェアは生育が早く、ヴィニフェラ品種と新梢管理のタイミングがずれます。
これはとても重要なことで、作業量のピークが分散されることでより多くの作物を栽培することができるわけです。
農家さんとワインの生産者にとって、とてもありがたい品種なのでしょう。
しかもワインにしても美味しいのですから言うことはありませんね!
ボジョレー・モルゴンの雄、「ジャン・フォワヤール」から、
ガメイの新キュヴェ「アリザリーヌ2014」がリリースされました!!
ワイン名は「アリザリン」というセイヨウアカネの根から採取される赤色色素のことで、
まさしくこのワインの色がアリザリンからできる顔料に似ていることから命名されました。
ラベルのデザインは奥さんのアニエスによるもので、なんとも美的センスに溢れ、
見るからに美味しそう♪
味わいのコンセプトは、ヌーヴォーとACモルゴンの間。
果実味を活かすために醸造はヌーヴォーと同じような方法で短時間で仕込み、
一方でワインを落ち着かせるためにそのまま春までタンクで熟成させて造られています。
フレッシュで艶があり、今から美味しい、これからの季節にうれしいヴァン・ド・ソワフ的な
ワインですが、ジャンのワインとすぐ分かる、優美でしなやかな酒質は健在です☆
その他、軽快で官能的な「コルスレット2013」、看板の「コート・ド・ピィ2013」、
カーヴでの瓶熟期間2年以上の「フルーリー2011」がリリースです。
どうぞお見逃しなく!
写真は山梨県山梨市上神内川のマスカット・ベーリーA(MBA)です。
山梨では生育の早い品種、MBAやデラウェアなどではすでに萌芽,展葉が進んでいます。
4月は気温の低い日が続いたこともあり、萌芽は不揃いなようですが、畑に緑が増え始めるとワクワクします。
ドメーヌ・オヤマダの畑には、ブドウ以外にも作物が植わっており、
この上神内川にはニラ、日向にはリンゴやアンズ,洗馬には大豆などなど。
自生しているアスパラなども各畑で見られます。
上神内川のあるあたりは、毎年4月の上旬から中旬にかけて桃の花が咲き、
一面がピンクに染まります。
ブドウのみでなくいろんな草花や作物の、その季節にしかない美しさ。
季節と共に生きる農民だからこそ感じることのできる美しさを、
きっと小山田氏はワインで表現したいのではないでしょうか。
フランク・マサールから、DOテラ・アルタ「エル・マゴ2013」が初リリースです!
テラ・アルタ(高地)はカタルーニャ地方の南部、その名のとおり標高の高い場所に位置します。
「エル・マゴ」はフランクと畑仕事が大好きなブドウ農家の家族とのプロジェクト。
フランクは、彼らの美しい畑、確かな仕事により育まれる高品質なブドウに心を奪われ、共にワインを造ることを決心しました。「テロワール」、「ブドウの力」、「フランクのセンス」が見事に融合し、力強く親しみやすい味わいに仕上がっています!
※ラベルは「ガルナッチャ」ですが、2013年は5%シラーがブレンドされています
ワイン名の「エル・マゴ」は「魔法使い」の意味があり、またフランクの2人の子供(マヤちゃんとユーゴ君)の名前をを合わせた造語になっていてます。ラベルの可愛らしい魔法使いは息子のユーゴ君のデザインです。
その他、力強さとフィネスを兼ね備えた「プリオラート ユミリタ2012」、魅力的な果実味としなやかなタンニンの「リベイラ・サクラ リシス2011」がリリースです!
また再入荷のTOPキュヴェ「ウェリャス2012」、ハーブのニュアンスが心地よい「フィンカ・エル・ロメロ2011」が再入荷しました。
どうぞお見逃しなく♪
日本ワインの食卓 (P160,161)
ドメーヌ・オヤマダが紹介されております