■掲載ドメーヌ&ワイン■(P65)
ピエール・オリヴィエ・ボノーム/ヴァンクゥール・ヴァンキュ・ロゼ2015
ご紹介者:ル・キャバレ 坪田泰弘様
■ナチュラルワイン P109、110■
マイ・エ・ケンジ・ホジソン
ガラルノー 2014
ラ・グランド・エピス 2014
■ティスティングレヴュー 番外編 P117、118■
マチュ・デュマルシェ レオン・エ・セラファン2014
ご紹介者:亀屋商店 猪俣光司様
ル・ブリゾー パタポン・ルージュ2014
ご紹介者:タカムラWine House 日名啓子様
写真は10/30に収穫を行った長野県塩尻市洗馬のブドウです。
9月から10月初旬にかけての長雨の被害は、塩尻のブドウにとっても例外ではありませんでした。
病気に強く、手間のかからないといわれるナイアガラのような早生ブドウでさえ、壊滅的な被害を受けた農家さんもあるようです。
ドメーヌ・オヤマダの塩尻市洗馬の畑は、実割れと灰カビ病に関して例年よりも厳しい選果を必要としましたが、
収量,熟度に関しては大きな問題はありませんでした 。
仕込みは例年通りの、除梗破砕と全房のハイブリッドで行っていますが、
熟度の影響で、例年よりも繊細な酒質となりそうです。
今回の洗馬の収穫で、ペイザナの全収穫は終了。
やはり長雨の影響で山梨のヴィニフェラなどは打撃を受けたものの、
おやすみ,Jalopy,BOW!赤白,洗馬に関しては例年とさほど変わらず仕込みを行うことができました。
本人たちの話では、味わいが明らかに向上しているキュヴェもあるようです!
ぜひ次回リリースをご期待くださいませ!
※昨年12月にリリースしました、「祝(スパークリング)」、「洗馬(赤)」の新ヴィンテージは来春に「BOW!(赤)(白)2016」と同時にリリースさせていただく予定です。どうぞお楽しみに♪
よりどりみどり♪
ジミオの美味しさの秘訣はこの彩りにあり!
写真は今回リリースする「ルージュ・フリュイ2015」のブドウです。
ひとつの畑にこれだけの色々なブドウが植えられており(混植)、これを一緒に醸造していく(混造)、何ともファンタジーな世界です☆
ブドウは違えど同じテロワールで個性を放ちつつも同じ速度で育ち、一緒に収穫され、搾られ、同じタンクの中であれこれ乗り越えて、一体となっていく・・・
それはそれはハンパない「葡萄力」です!
ワインに得も言われぬ奥深さが感じられるのは、この神がかり的な混ざり合いと、樹齢100年を超すブドウのエネルギーの結晶によるもの。
このブドウがジミオだけの個性と美味しさのルーツになっています。
ちなみにジミオの畑では15種類以上のブドウが植えられています。
ミュスカを筆頭に、アリカント、アラモン、グルナッシュ(ブラン、グリ、ローズ、ノワール)、カリニャン、テレ(ブラン、グリ、ノワール)、サンソー、リヴラン、ギュイサス・・・その他彼らも知らない名前のブドウがいろいろあるんだとか。
今回ルージュ・フリュイ2015を含む、5種類がリリースです!
どのワインもいつも以上に香り高く、味が乗っています♪
ミュスカ・セック2014(白)
黒痘病の蔓延により、収量は驚きの7hL/ha!/残糖2.6g/L
ふわっとアニスとハーブのニュアンスがエキゾチックに香ります♪
みずみずしく透き通るミュスカの果実感と、昆布だしのような凝縮した塩気のある旨味がまったり心地よく残ります。
ミュスカ・モワルー2015(白・軽い微発泡)
引続き黒痘病の被害にあい、収量は15hL/ha/残糖20g/L
王冠、瓶ともにペティアン仕様でリリース!
ペティアンとして仕込んでいますが、今のところ泡は極わずかです。
しかし、泡がなくても今の状態でドンピシャに美味しい♪
洋ナシやレモングラス、シャルトルーズのような薬草の深い香りに、うっとり☆
ロゼ・ド・ジミオ2015(ロゼ・軽い微発泡)
ミュスカ・セック2015年85%、ルージュ・ド・コース2015年15%のブレンド。
試行錯誤を繰り返し辿り着いた黄金比率♪
香り立つミュスカに赤やオレンジの果物の香りがふんだん!
柑橘系のほのかな苦味が食欲をそそります。
ルージュ・フリュイ2015(赤)
暑く乾燥した年だったため、例年よりややジュースが少なく、収量は9hL/ha (でも、毎年だいたいこのくらい)
ピエール曰く「2005年以来の濃厚な仕上がり」とのことですが、
しっかり詰まっていながら、ミネラリーで繊細な味わい。様々な果物、ハーブ、 スパイスが感じられ、写真のイメージどおりの彩り豊かな味わいです♪
ルージュ・ド・コース2015(赤)
病気がほとんどなかった当たり年!収量は20hL/haで量・質ともに申し分なし♪
開けたてからオレンジピールやタイムなどのジミオらしい官能的な香りがバンバン上がってきます。とっつきやすいけど、どこまでも深い、、、
樹齢155年のブドウでしか表現できない深層の世界をぜひ!
あ、江戸時代の植樹です。(そりゃあ、て~へんだ 笑)
どれも体と心が喜ぶワインです☆
今年1年のご褒美ワインはジミオしかないでしょう♪
どうぞよろしくお願いいたします!
写真はペイザナ中原ワイナリーでの、おやすみなさいの瓶詰め中の光景です。
10月中旬、ドメーヌ・ポンコツでは、巨峰のスパークリング”おやすみなさい”の瓶詰めを行いました。
2016年は2015年のものより発泡性を持たせるべく、昨年の経験を生かして改良が加えられています。
その結果、現時点で昨年より1気圧オーバー。味も良い感じです。
来年のリリースが待ち遠しいです♪
山梨ではブドウの収穫はほぼ終わり、ポンコツの松岡氏より今年の山梨のヴィンテージレポートが届きました。
4月末から5月上旬
例年にない連続した降雨により、対策を講じなか った農家ではベト病が散見。
5月中旬から8月中旬
梅雨時期も含め非常に少ない降水量でとても良好な気候。
8月下旬から10月上旬
9月の日照量がここ四半世紀で最低といわれるほど少なく、また、長雨の影響で実割れが多発。
8月中に収穫の終わったデラウェアや巨峰等の早生品種では良年。
ヴィニフェラなどの比較的晩熟な品種ではとても難しい年となった印象です。
特に晩熟かつ、果皮が薄く果粒が密着型の品種は、実割れによって大ダメージを受けてしまったようです。
ヴィンテージレポートの詳細はポンコツブログをご覧ください。
http://d-ponkotsu.blogspot.jp/2016_10_01_archive.html