ニュース

  • 今月の1枚(フランス/スペイン)
  • 2017.04.04
  • 《ブルゴーニュ》 シャソルネイ&コサール 2015年リリース!
  • ドメーヌ・ド・シャソルネイ&ネゴシアン・フレデリックコサールの新ヴィンテージ、「2015年」がやってまいりました!

     

    フレッドいわく「2015年は、ブルゴーニュでもっとも偉大な年のひとつ。太陽に恵まれ、収穫日も早く1990年の作柄に似ている。近年でいえば、2009年と2010年の良いところを併せ持ったような、素晴らしいミレジム」と、シャソルネイ史上最も偉大なヴィンテージと評価しています!

     

    ワインは全体的に果実味が豊かで艶やか。アルコール度は高めですが、バランスに優れ、長期熟成を予感させるポテンシャルが感じられます。白は厚みがありながらも、フレッド特有の洗練されたミネラル感があり、赤はやや濃い目の色調で旨みがしっかりとのっていていながら、フレッドらしいピュアさが顕著で、バランスに優れています。

     

    2015年は近年稀に見る天候に恵まれた「完璧」なヴィンテージでした。

     

    特にここ数年頻発している霜や雹害、そして雨によるミルデューの被害もなく、また夏は安定した日照量がありながらも猛暑にはならず、ブドウが水分を必要とする8月に適時雨が降ってくれたおかげで、水不足に悩まされることもありませんでした。ブドウの生育は年間通して順調そのもので、その結果、質、収量ともに理想的なヴィンテージとなりました。

     

    今回10年待ち焦がれていた「ジュヴレ・シャンベルタン」が念願のリリースです!

     

    骨格のある男性的なジュヴレ・シャンベルタンが多い中、フレッドのラ・ジュスティスは香りがとにかく華やかで、ずるいほど魅力的なワインに仕上がっています。

     

    ラ・ジュスティスの区画は、ジュヴレ・シャンベルタンのグラン・クリュが点在する国道74号線を挟んだ対面に位置し、斜度はありませんが、水はけが良く、粘土と石灰質土壌から、洗練とふくよかさを兼ね備えたワインに仕上がっています。

     

    またボジョレーでは、サン・タムール、ジュリエナ(2014年のみ)に続き、「ムーラン・ア・ヴァン」が初リリースです!ムーラン・ナ・ヴァンはケヴィン、ダミアンは関わらず、フレッド単独仕込みのワインで、樹齢70年のヴィエーユ・ヴィユーニュから、アッと驚くピュアなワインに仕上げています。色は限りなく淡く、バラや若干のオレンジ系果実感、鉄分やスパイス、張りのあるやや重めなミネラル感があい混ざり、どこかプルサールの構成を彷彿させます。

     

    ドメーヌは密度を、ネゴシアンはスケールを感じさせる、

    特別な恩恵を受けた、フレッド史上圧巻のスケール。

     

    2015年を皆様どうぞお楽しみください!

     

    ≪サン・ロマン白コンブ・バザン2015のリリース延期について≫

    現地・日本で試飲を重ねた結果、現時点では本来の味わいではないと判断し、状態が回復するまでリリースを延期する決定をいたしました。じっくり時間を掛けて、皆さまに万全な状態でお出ししたいと考えています。リリースまで長期を要するかと思いますが、お待ちいただけたら幸いです。

     

    必見!フレッドによる2015年ヴィンテージ紹介ビデオ

  • 今月の1枚(日本)
  • 2017.03.27
  • Domaine Oyamada(ドメーヌ・オヤマダ) 春はすぐそこに・・
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    写真はドメーヌ・オヤマダの日向の畑です。

     

    東南向きのとても日当たりのよい畑で、
    この時期でも風がなければ暑さを感じるほど。

     

    日当たりのおかげで下草の芽吹きも早く、すでに畑は緑に色づき春の訪れを感じます。

     

    ブドウの方はというと、
    剪定の切り口から樹液がぽたぽたと落ちている樹もあり、萌芽は間近です。

     

    生産者たちは、あと1ヶ月もすれば新梢管理に追われ、
    ひとまずは6,7月のカサかけが終わるまでは、日の出から日没まで畑で忙しく過ごす日々が始まります。

     

    こちらの日向の畑はワイン用ブドウに理想的な東南を向いた急斜面で、
    南のヴィニフェラ品種を小山田氏らしく混植しています。

     

    同じくヴィニフェラ混植の洗馬が表現するのは「北のエレガンス」、
    一方、日向は「南の太陽」を喚起させるワインとなりそうです。

     

    長雨や台風の影響による低収量で、未だリリースには至っていませんが、
    完成すれば洗馬と並んで、ドメーヌ・オヤマダの代表作となるでしょう!

  • メディア
  • 2017.03.27

■ティスティングレヴュー 番外編  P113■

ノエラ・モランタン テール・ブランシュ・シャルドネ2013

ご紹介者:オネスト・テロワール 吉田博人様

 

ガングランジェ シャンガラ2015

ご紹介者:とどろき酒店 石田和也様

 

レ・ドゥー・テール ラドレ2014

ご紹介者:小山田 幸紀様

  • 今月の1枚(日本)
  • 2017.02.20
  • Domaine Ponkotsu(ドメーヌ・ポンコツ)リリース間近!
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    写真はドメーヌ・ポンコツのラベルです。

     

    現在中原ワイナリーは、ドメーヌ・オヤマダの出荷を終え、
    ドメーヌ・ポンコツの出荷を残すのみとなっています。

     

    既に瓶詰めは終わっており、あとはラベルを貼り、箱詰めをして、
    もう間もなく出荷準備が整います。

     

    ワインラベルは松岡氏の学生時代の友人である三宅氏が手掛けており、
    お二人のこだわりが詰まったデザインとなっています。

     

    三宅氏についてはドメーヌ・ポンコツブログでも紹介されています。
    http://d-ponkotsu.blogspot.jp/2016/04/blog-post.html

     

    ドメーヌ・ポンコツからは今回も下記2アイテムのリリース♪

     

    jalopy 2016 (デラウェア/オレンジ)
    前年より醸し長めだが、きめ細かく、杏のような香りが面白い。
    食事の最初から最後までこの一本で通せます!

     

    おやすみなさい 2016 (巨峰主体/ロゼ泡)
    3気圧(今年はガスあり!)、残糖8 g/L。イチゴジュースのような甘酸っぱさが食欲をそそる!
    アペリティフにも、食中にも!

     

     

    2アイテムとも前回リリースよりも格段に進化しており、三段飛ばしで階段を駆け上がっているような印象です!

     

    何を足して、何を引くのか。もしくは何も足さず、引かないのか。
    きっとそんなことを一年中悩んで悩みぬいて造り上げた傑作テーブルワイン。

     

    遂に三月上旬のリリースです!

     

    皆様、是非お楽しみくださいませ!

  • 今月の1枚(フランス/スペイン)
  • 2017.02.20
  • 《ロワール》 la Dive Bouteille 2017
  • 2月5、6日にフランス・ロワール地方ソーミュールで行われたヴァンナ・チュールの

    ワインサロン「la Dive Boutille(ラ・ディーヴ・ブテイユ)」の写真です。

     

    今年でなんと18回目の歴史あるワインサロンで、弊社も10年毎年欠かさず参加しています。地元ロワールの生産者を筆頭に、フランスだけで150生産者、その他の国のワインやビール、コニャックなどを含め、総勢200生産者が出展する巨大なサロンです。また来場者も年々増え続け、煌びやかに装飾された会場の洞窟(カーヴ)内は、有に3000人は超すだろう人々の熱気で溢れかえっています!

     

    ヴァンクゥール取り扱い生産者は以下の通りです♪

    ロワール

    ベルヴュ、ノエラ・モランタン、ローラン・サイヤール、レイナルドエオレ

    アルザス/ジュラ

    カトリーヌリス、ボールナール

    ブルゴーニュ/ボージョレ

    ジャン・ジャック・モレル、カリーム・ヴィオネ、ケヴィン・デコンブ

    ローヌ/ラングドック

    ドゥー・テール、フォン・シプレ、ジミオ

    シードル/ビール

    フォール・マネル、ピジョンネール

     

    また同時期に開催される、ピュズラ、モス、ヴィルマード、ボノーム主催の「レ・ペニタント」にも重要生産者がズラリ!彼らはDiveの席を若手に空けて、2012年から単独でサロンを行っています。

     

    その他、無名の若手集団から成長著しい「レ・アノニム(匿名希望)」、ビオディナミを中心としたクラシカル・ナチュール「サロン・サン・ジャン」も同時開催され、アンジェ一帯は世界各国からヴァン・ナチュールを求めて集まったビジターで大賑わい!

     

    毎年違う作柄、毎年違う表情のワイン、そして少しずつ変化する造り手の感覚。

     

    これらを人混みの中、試飲レベルで理解を深めていくことは容易ではありませんが、忘れられないワインの第一歩は、もうこの瞬間から始まっていると思うと、俄然やる気が湧くものです。

     

    が、しかし、その時必死で掴んだ気になって、こうなるだろうと読みきっても、出来たワインは実際予想と違う結果になることは良くあります。そんな時は「ヴァン・ナチュールは分かった気になっても、分からない。いま目の前にあるものを信じなさい。理解をするのはそこからでよい」と言い聞かせています。お互い生き物同士。なかなか一筋縄では行きませんからね(笑)

     

    ハードな旅であることは間違いありませんが、彼らの「今」を感じられる喜びに期待して、また来年も旅立つことでしょう。

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