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  • 今月の1枚(フランス/スペイン)
  • 2018.10.19
  • 《ボジョレー》ジャンの新着!&ヌーヴォー2018完結編!
  • 9月13日撮影 キュヴェ・エポニムの「モルゴン・レ・シャルム」の畑です!

    2018年の収穫写真です。
    朝7時の澄みきった空気感と、静寂が伝わってくる1枚です。

     

    今年はブドウの収量が多かったため、いつものベテラン収穫者に加え、新たに東欧の季節労働者も参加し、30人の大所帯での収穫となったようです。今月のボノーム(ロワール)の説明でも触れていますが、近年は収穫者の人手不足により、言葉はあまり通じずとも働き者で賃金的にも比較的に頼みやすい東欧の人たちが収穫者として活躍しているようです。特に今年のように選果の必要がないような、きれいなブドウの年は、とにかくスピード重視のため、収穫の経験が浅くても安心して任せられるようです。

     

    2018年の前評判はすこぶる高く、出来上がりが今からとても楽しみですが、今回リリースの2016年も非常に素晴らしい味わいです♪春の長雨、5月と6月の猛烈な雹のダメージ、夏の不安定な天候と極端な気温差によるミルデューの繁殖。決して天候に恵まれた年ではありませんでしたが、8月中旬からの天候の回復と適度な雨により見事に挽回!結果的に収量こそ例年よりは少ないものの、現時点でジャン特有の気品のある芳香に溢れ、洗練を感じる味わいに仕上がっています☆

     

    コルスレットはブドウの実が少なく、相対的に梗の部分が多かったため、梗からくるエグ味の抽出に細心の注意を払い、マセラシオンを若干短めに切り上げています。結果的にチャーミングで色気も備えた魅惑のエキス感に、うっとりしちゃいます♪

     

    エポニム(レ・シャルム)は、コルスレットよりも力強く、コクと厚みを感じつつも、酒質はとても柔らかく、しなやかな仕上がりです♪

     

    そしてコート・デュ・ピィは上品な果実感に加え、前者2つに比べてストラクチャがはっきり。存在感のある鉱物的なニュアンスがワインに緊張感を与えています。

     

    2015年のパワーも素晴らしかったですが、淡いエキス感で幾分おしとやかな2016年のような年こそジャンの魅力がより際立って感じられます。

     

    しっとり飲み語らいたくなるような気分にさせてくれるジャンのワインを、秋の夜長のお供にぜひ☆

     

    そして・・
    いよいよボジョレー・ヌーヴォー2018はリリースの最終段階!

    カリームは10/12に瓶詰めを追え、ジャンは10/20前後に、フレッド&ケヴィンは10/18の瓶詰め予定です。ちなみにケヴィンは最終的にレーニエに隣接する畑のブドウと、マルシャン村のブドウを50%ずつブレンドしています。

     

    11月15日の解禁まであと1ヶ月を切りました!
    生産者が大絶賛する、歴史的なボジョレー・ヌーヴォーの解禁をどうぞお楽しみに~♪

     

    【生産者のビデオメッセージをぜひご覧ください!】

    カリーム・ヴィオネ
     
    アニエス&ジャン・フォワヤール
     
    フレデリック・コサール&ケヴィン・デコンブ

     

     

    【前回の最新速報】
    https://vinscoeur.co.jp/wp/wp-content/uploads/2018/08/c2f7fe5449f429a6018a8b1ef53d0671.pdf

  • 今月の1枚(日本)
  • 2018.10.17
  • Domaine Oyamada(ドメーヌ・オヤマダ)日向赤収穫  2018/9/23
  • 写真は全房でタンクへと投入した日向のブドウです。

     

    見てください!このタンクにたっぷり入ったムッチムチのタナ、シラー、ムールヴェードルを!

    昨年まで悩まされた実割れも今年は問題なく、品質も高いブドウが過去最大量!

    これは結構嬉しい出来事で、収穫中の小山田氏も終始ご機嫌でした♪

     

    しかし感覚的には、収穫期に入って雨もそこそこ降ったような気がするのですが、なぜ今年は割れなかったのでしょうか?

     

    この点については年々改善されてきているようで、きっと表からは見えない地面より下の何かが変わってきているのでしょう。

    もともとは固く締まった土だったのが、小山田氏の雑草と共生する農法で自然と耕されて水はけが良くなったのかもしれませんし、

    根っこが地下深くまで潜って表面的な水の影響を受けにくくなったのかも知れません。

     

    地面より上の部分が大人になったからといって、ブドウ畑は完成ではないということを改めて学んだ収穫でした。

     

    10月末の洗馬の収穫も小山田氏の笑顔が見られることを祈ります。

  • 今月の1枚(フランス/スペイン)
  • 2018.09.18
  • 《ボジョレー》続報・ヌーヴォー2018!
  • 9月12日撮影 カリームのプレス後のワインです!

    カリームのヌーヴォー用の収穫は昨年より1週間早い、8月27日にスタートしました。

    8月中の収穫は2009年以来2度目で、2018年がいかに日照量に恵まれ、ブドウが最後まで順調に成熟していったのかが分かります。(心配されていた雹害もありませんでした♪)

     

    結局期待していた降雨はなく、乾燥による収量減が懸念されましたが、地中が思いのほか春の雨を蓄えていたようで、たっぷり果汁を含んだブドウを収穫できたようです。

     

    2018年は、ブドウの質と量、そしてバランスを兼ね備えた年となり、ことバランスにおいては当たり年といわれた2009年や2015年を上回るようです。それゆえ特に酸のバランスをポイントにするヴァンナチュール生産者の前評判がすこぶる高い!ワインが出来上がる前の現段階で「歴史的な偉大なヴィンテージ!」と、どの生産者も一様に口を揃えて評価するのは異例中の異例で、まさに真の当たり年であることが伺えます!

     

    さてカリームは一足早くデキュヴァージュのステップに進み、アルコール度数は11.5%~12%になると予測しています。猛暑の年に良くあるパターンの「収穫直前の恵みの雨」によりブドウが水分を含んでいるのではなく、しっかり養分が凝縮されての11.5%ですから、カリームのワインのスタイルを考えれば、最高の出来栄えになるかと思います!

     

    ジャンも最高の収穫を終え、かつ醗酵に勢いがあり、こちらも順調そのもの。

     

    フレッド&ケヴィンは、標高の高いマルシャン村の完熟を待っている段階で、状況次第では9月5日に収穫したレーニエ村のブドウで仕込む可能性がありますが、いずれのブドウであっても素晴らしいブドウであり、ワインの期待値が高いことには変わりありません!

     

    もちろんヌーヴォーに限らず通常のキュヴェも大いに期待できる2018年ヴィンテージ。

    ボジョレー以外の産地でも、久しぶりの当たり年で歓喜に湧いているようです♪
    (特に近年厳しかった、ジュラ、アルザスなどの豊作は実に嬉しい限りです☆)

     

    どのような作柄であっても毎年とても魅力的な味わいですが、

    それにしても弊社がヌーヴォーの取り扱いを始めてから、ここまで生産者が評価する年は初めてで、

    本当に楽しみで仕方ありません!

     

    11月15日の解禁まであと57日・・(9/19発動の解禁メーター 笑)

    指折り数えて、、首を長くして、、、イメージを膨らませながら、楽しみながら解禁日を待ちたいと思います♪

     

    ※来月は解禁直前「生産者のビデオメッセージ」をお届けいたします

    どうぞお楽しみに~♪

     

    【最新速報をぜひご覧ください】
    https://vinscoeur.co.jp/wp/wp-content/uploads/2018/08/c2f7fe5449f429a6018a8b1ef53d0671.pdf

  • 今月の1枚(日本)
  • 2018.08.20
  • Domaine Oyamada(ドメーヌ・オヤマダ) デラウェア収穫開始!
  • 写真は、ドメーヌ・オヤマダ/BOW!の西山デラウェアをプレス機に投入しているシーンです。

     

    ペイザナでは、今年も無事にデラウェアの収穫を迎えることができました。

    しかしここまでを振り返ってみると、なんとも変な天候でした。

     

    まず春の高温。これによってその後の生育ステージが全て早くなりました。

    スタートの生育が早くても、収穫に向かうにつれ例年のペースに戻っていくのが通常ですが、

    今年は発芽、誘引、着色とすべて10日前後早くなっています。

     

    次に雨の降り方。ここ数年では、春先は大して降らず、梅雨入りしても大して降らず、

    梅雨後半に雨が少し強く降ってさっさと明け、秋に一番降る、という傾向だったように思います。

    ですが今年は、梅雨前に連日雨が降りベト病に対して身構えていたところ、梅雨入りすると全く降らず、あっという間に梅雨明けし、一旦安心したところで強い雨が短いスパンで降るという、防除のタイミングを計るのが難しい降り方でした。

     

    このように天候に振り回された年ですが、ペイザナのデラウェアはほぼ何の問題もない、美しいブドウを収穫することができました。

     

    デラウェアに関しては今年は「良年」と言えるでしょう。

    結果として、8月までの雨量は例年よりも少なく、台風の直撃を受けなかったこともあり、

    防除回数は例年より少なくすみ、収量も例年通りあって、最も重要な熟度は申し分ありません。

     

    この後の収穫も、例年より前倒しで予定しています。

    山梨は9月末の日向ヴィニフェラ赤で最後、全体では洗馬の10月下旬の収穫で全てのブドウを切り終えます。

    連続して発生している台風が気がかりですが、あと1ヶ月何事もなく乗り切れば今年はかなり良い品質のブドウが期待できそうです。

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