ロワールのモス家では2人の息子に世代交代が始まっています。
※写真左が兄ジョゼフ、右が弟のシルヴェストル
ジョゼフはチリや南仏で、シルヴェストルはブルゴーニュのシャソルネイやパリのシャトー・ブリアンでそれぞれ修行を積み、その後父親の元でその腕を磨き、今やモス家の頼れる跡継ぎとして成長しました。現在は息子2人が畑と醸造を管理し、父ルネはと言うと、もっぱらワインの味わいのチェックと、ドメーヌ訪問に来たお客さんへの対応がメインとなっています。
そんなジョゼフとシルヴェストルは父ルネのワインのスタイルを踏襲し、健全な土からきれいな完熟ブドウを目指し、シンプルかつストレートに「美味しいブドウの味がする」ワインを造っています♪しかし彼らがメインで作り出した2014年以降のワインを飲んでみると、ルネの時代に比べ、より飲み心地はスムーズで繊細な味わいに仕上がっており、そこに彼ら2人の若い感性が生み出すセンスが凝縮されていると実感します。
今回リリースされる、マジック・オブ・ジュジュ2015、ムサムセット(2014&2015)、ボワ・ルージュ2014から、ジョゼフとシルヴェストルが造る、ドメーヌ・モスの新たな世界観を感じていただけたらと思います♪
(アンジュ・ルージュ2013はルネ作です)
ヴァンナチュールのヴィニョロン精神と志、モス家の魂は変わらずとも、世代交代によりワインの表現は今後も変化を遂げていくことでしょう。
ジョゼフ&シルヴェストルが造る、新たなドメーヌ・モスにぜひご注目ください!
ネゴシアン・ナナ・ヴァンは現在ロワールとラングドックに拠点があります。
(ドメーヌ・ル・ブリゾーはもちろんロワールのままです)
現在ナタリーの生活拠点はラングドックにありますが、離れたロワールのスタッフたちと密に連絡を取りながら、また月に3回ほどロワールに上がり、ロワールの畑、ワインを確かめ、頻繁に行けない分五感を研ぎ澄ませながらワイン造りを行っています。
さて、今回ナナ・ヴァン3種類をリリースいたします♪
ハッピー!2010&2013(白・泡)/シュナンブラン
故クリスチャンの十八番ともいえる製法で、2010年のワインに2013年の発酵中のワインを足して、瓶内発酵でペティアンに仕上げています♪瓶内熟成3年を経て、まとまりのある辛口に仕上がっています!
ペップス!2008(白・泡)/クレレット
樹齢70年、瓶熟8年の繊細でとろける蜜のようなペティアン☆
ワインはエミール・レディアが仕込み、ナタリーがデゴルジュマンをしています!
ペップスは「エネルギッシュ!」という意味で、8年熟成しているのに活力があることから命名しています。
エンジョイ!2014(赤)/サンソー
昨年ドメーヌでリリースしたエンジョイが、ワイン名・ラベルはそのままに、今回からネゴスとしてサンソーで復活!果実感明るく、スパイシーでエキゾチック、華やかで軽快♪テンポ良く飲めてしまいます♪♪
ちなみに今回ドメーヌからは2ヶ月のロングマセラシオンの「パタポン2014」、
そしてクリスチャン仕込みの赤のTOPキュヴェ「レ・モルティエ2009」が再リリースとなります!
巨匠が残した最後の秘蔵ワインをぜひお見逃しなく☆
ドメーヌもネゴスも今やナタリーの味です。
モルティエ2009を飲むと、造るワインの方向性、アプローチがクリスチャンのワインとはかなり違うと感じます。今回のリリース、まったく異なる2種類のピノドニスの味わいを、ぜひ興味深く見ていただけたらと思います。(もちろん2つの畑、ヴィンテージの違いも大きいですが)
ぜひナタリーの今を感じていただけたら嬉しいです♪
どうぞよろしくお願いいたします!
写真はジャン・フォワヤールのボジョレーの畑です。
この区画のブドウから今回リリースされるアリザリーヌは仕込まれています。
2016年は遅霜の被害により、アリザリーヌ、ボジョレー・ヌーヴォーともに、生産量がかなり減ってしまう可能性がありそうです。今年はフランス全土で遅霜、雹害、河川氾濫など、例年以上に予断を許さない状況が続いていますが、少しでも好転し、平穏無事な年になればと祈っています。
さて、昨年のファーストリリースで大変ご好評をいただきました、アリザリーヌの新ヴィンテージが今年もやってきました!! 2015年はブドウの粒が小さくエキスの凝縮した年で、一般的にはパワフルでスパイシーなワインに仕上がり、当たり年と評価されています。しかしジャンの場合、力強く仕上がる年であっても、抽出を上手に抑えて、重くなりすぎないよう、チャーミングなワインに仕上げていいます!特にアリザリーヌはブドウのいきいきした果実感があり、夏のアペリティフにあると嬉しいワインです☆フレッシュな美味しさがはじける、アリザリーヌを今年もぜひお楽しみください♪
またジャンお気に入りのモルゴン・コルスレット2014がリリースです!
ジャン特有の淡く、色っぽい果実感と、きめ細かく通りの良い酸があり、例年以上にエレガント♪
「これぞジャンのワイン!」と叫びたくなる美味しさです。
コート・デュ・ピィ、フルーリーなどその他のワインは今秋リリース予定となります。
こちらも乞うご期待ください♪
アルザスのガングランジェ夫妻がいよいよ今月初来日します!!
ワイン造りに真っ直ぐ向き合ってきた家族の穏やかで曇りのない笑顔。
ガングランジェ家の風格、そして家族の絆を感じる1枚です。
写真左から奥さんのエレーヌ、お父さん、お母さん、ジャン・フランソワです。
現当主のジャン・フランソワは陽気で茶目っ気があり、実は豪快なところもあったりします。
この度、弊社がガングランジェのワインを日本でリリースしてから10年の節目の時に、彼が新たに挑戦をはじめた「サンスフル(亜硫酸無添加)シリーズ」をご紹介させていただくこととなりました!
不安定要素が多く、思い通りにはいかないサンスフルのワインを、実に10年以上の歳月をかけて試験を重ね、
揺ぎの無い自信、そしてワインの美味しさを備えて、遂に日本デビューでございます♪
※輸出向けは徐々にシフトしていく予定です
今回全16種類リリースです♪
今回もコスパ抜群の美味しさ!ロングセラーのスタンダードワイン(7種)
※亜硫酸は瓶詰め時に20mg/Lと最小限の添加です
・瓶熟31ヶ月のうまうまクレマン・ダルザス2011
・やさしい微発泡がたまらないリースリング2014
・やわらかく、シャープなピノブラン2014
・さわやかな旨味とフレッシュな酸のあるシルヴァネール2014
・分厚い果実のエキス!ボリューミーなゲヴュルツトラミネール2014
・スパイシーでミネラルの輪郭があるピノグリ2013
・例年よりチャーミングで艶やかなピノノワール2014
新ラベルで登場のサンスフル(亜硫酸無添加)シリーズ♪(9種)
・クレマンに代わる、最高のスターターワイン。ペット・ナット2014
・グレローズ土壌のブドウのみで仕込まれたリースリング2014 /初リリース☆
・シャープな酸と剥き出しのミネラル。リースリングシュタイネール2013
・繊細で上品な酸のあるシルヴァネール・ビル2014 /初リリース☆
・旨味たっぷり、ゲヴュルツトラミネール・シュタイネール2014
・パワフルで官能的、ゲヴュルツトラミネール・シュタイネール2013
・ボリューミでシャープなバランス、ピノグリ・シュタイネール2013
・みずみずしく、やさしい色気のピノノワール・シュタイネール2014
・瓶熟3年、でもまだまだ!ピノノワール・シュタイネール2012
毎日気軽に飲める美味しさが今までのガングランジェの魅力でしたが、
よりエネルギッシュで、豊かな変化をみせるサンスフルが加わり、
ワインのラインナップがより充実し、うれしい限りです☆
スタンダードもサンスフルも。
今までもこれからも、ガングランジェをどうぞよろしくお願いいたします!!
マイとケンジはカナダで出会い、2009年に自分たちの大好きなフランスワイン造りを学ぶため渡仏。
当初はワーキングホリデーのビザの期限終了後にカナダに帰り、ワイナリーを開くことを考えていましたが、マルク・アンジェリのラ・フェルム・デ・ラ・サンソニエールの収穫に参加したことで急展開。同産地に惹かれ、マルク・アンジェリや地元の人たちのアシストもあって、2010年4月ベルヴィーニュ・アン・レイヨンに1 haの畑を所有しドメーヌをスタートすることになりました。
彼らはロワール地方、AOCでいうとコトー・デュ・レイヨンで、ブドウの真っ直ぐな美味しさが感じられるワインを造っています。(ワインはすべてVDF)
同地域は晩夏から秋にかけて川から立ち上る霧によってボトリティス(貴腐菌)が発生しやすく、コトー・デュ・レイヨンのシュナンブランはロワール三大貴腐ワインの産地として知られています。しかし彼らの信念はSO2無添加で辛口のシュナンブランを造ること。ボトリティスはワインが酸化しやすく、SO2無添加でつくるにはリスクがあると考えており、また貴腐特有の味わいではなくピュアなシュナンの表現を目指しているため、貴腐の付いたブドウを丁寧に選果しています。
今回5種類リリースです!
すべてSO2無添加、ノンフィルター、ブドウエキスたっぷりの「いいトココどり」♪
ファイア 2014(白)/シュナンブラン
ワイン名は彼らの住むFaye d’Anjou村のFayeをラテン語にしたもの。
完熟ブドウとミネラルがギュッと凝縮された珠玉のシュナン!
レ・ゾシゴアン2014(白)/シュナンブラン
ワインは区画名。
粘土質土壌のブドウから造られる、重心が低くストラクチャーのしっかりとしたワイン。
ラ・グランド・ピエス 2014(赤)/グロロー
ワイン名は以前所有していたグロローの区画の名前で、区画が変わってもワイン名をそのまま残しています。軽快かつエレガントな一方で、グロロー品種の素朴な野性味があり、彼らの追求する「ピュアなブドウの表現」を実感できます。
ガラルノー 2014(赤)/カベルネフラン
ワインはケベックの仏語で「太陽」という意味。
マセラシオンカルボニックで発酵させた艶やかな果実味と、セミマセラシオンカルボニックからくる果実の骨格が見事に融合されています!
カナル・ド・ムッシュ 2014(赤)/カベルネフラン
畑がレイヨン川の側にあることから、レイヨン川の愛称である「Canal de Monsieur」と命名。100%樽熟成で造られた、しなやかかでこの上なく優雅な味わい!
共に同世代。
思いを共有しながら、彼らのワインを大切に育てていきます。
マイ・エ・ケンジ・ホジソンをどうぞよろしくお願いいたします!!