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  • 今月の1枚(フランス/スペイン)
  • 2018.01.20
  • 《ロワール》 Team Clos du Tue-Boeuf! 
  • Clos du Tue-Boeufのカーヴでの一枚。

    みんなが手にしているのは、フランスの新春恒例「ガレット・デ・ロワ」で、この少し前に丁度ゲームが行われたところです♪

     

    (今年も村木はすべりません笑)

     

    現在のテュ・ブッフは、ティエリとジャン・マリーを筆頭に、10年以上もティエリの右腕として働いているノエル(写真右のニット帽)をはじめ、総勢6名+研修生で構成されています。ちなみに左のニット帽の若者はノエルの息子さんで、現在学校に通いながらテュ・ブッフで研修をしています。(ノエルの隣はたまたま居合わせた水道屋さんで、この方の名前もノエル。恐らく12月生まれでしょうね)

     

    さて、どこかやんちゃな印象の強いティエリも、先日の誕生日で52歳を迎え、ずいぶんベテランの風格が感じられるようになりました。(笑ったときにできる目じりのシワも目立つようになったかな) でも冴え渡るブラックジョークや遊び心は相変わらず健在で、魅力は衰えません(笑)

     

    我々が知り合った頃から、常に時代の半歩先を行くような活動を続けて来たティエリ。ヴァンナチュールへの挑戦、1999年に始まったネゴス事業は、地元ナチュールワインにおけるネゴス産業モデルとなり、若手生産者とブドウ栽培者の連携の礎を築き、2000年初頭から始まった他国のワイン生産者との異文化交流は、その後のフランス国内における異国ワインの流通へと繋がり(数年前から日本酒や日本ワインも取り扱い有り)、2013年に始まったアンフォラワイン造り、ボノームをはじめとする地元の若手育成への貢献など、彼のワインに対する純粋な気持ちから始まった挑戦は、地元のみならず、フランス全土に影響を与え、確かな道になり、今では多くの世界中のヴィニョロン、クライアント、ワイン関係者が、彼に熱いまなざしを送っています。

     

    それもこれもシンプルに自分のワイン造りの可能性を求め、そして高めること、また地元ワイン産業の発展を願って、本人としては極当たり前の努力を重ねてきたというスタンスなのだと思います。しかし彼のワインが魅力的でなければ、誰かの心を動かすことなどできないわけで、彼にその才があったのは確かなこと。ワインを飲む度に幾度となく魅了され、ティエリだからできたことの訳を、噛み締めてきました。これからも彼が辿る道、産み出すワインに多くの人の心が動き、また新たな道が生まれることを信じてやみません。

     

    今回リリースのクヴェヴリは、本人もまだ過程にあるとコメントしていますが、随所に秘めるティエリのニュアンスをぜひ楽しみに探してみてください。そして彼がひとつの完成形の答えを導き出すまで、どうぞ気長にお付き合いください!

  • 今月の1枚(フランス/スペイン)
  • 2017.12.27
  • 《ロワール》 2018年の口開けは、ぜひローランで♪ 
  • 写真は新カーヴで今回リリースするペティアンナチュレルPOPの試飲にあわせて生ハムをカットしているローランです♪

     

    何気ない写真ですが、彼の日常的なおもてなしが見て取れる1枚です。

     

    (毎回訪問の度におもてなしを受けている弊社買付けがうらやましい限り笑)

     

    さて2018年の口開けは、ずばり「ラッキー・ユー!2016」がおススメです☆

     

    言えば言うほどほど、飲めば飲むほど、ラッキーなことが起こるとか・・(笑)

     

    今回からソーヴィニヨンブランにノエラから譲り受けたテールブランシュ・シャルドネが40%ブレンドされています。レモングラスやユーカリのような品の良い清涼感はそのままに、テールブランシュの特徴である火打石のようなニュアンスと、シャルドネのふくよかさが加わり、かなり食が進む味わいに仕上がっています♪

     

    そして今回初リリースのブランク2016は、トゥーレーヌのシェール河左岸エリアにおいてビオワイン、後のヴァンナチュールの礎を築いた、あのクロ・ロッシュ・ブランシュのトップ・キュヴェ「№5」の樹齢の古いソーヴィニヨンブランで仕込まれています!砂岩石とシレックスの混ざった石灰質土壌のソーヴィニヨンは実直で躍動的な印象です。トゥーレーヌの中でもとりわけ硬派なソーヴィニヨンをお見逃しなく~☆

     

    その他キュートなペティアンのPOP、例年よりワンランク上のスケール感があるラ・ポーズ、今年はドニス100%のスカーレット、充実したカベルネフランのジョイフル(アルコール11.5%!)、全て2016年がリリースです♪

     

    リリース4年目にして、既にマスターの領域にあると感じるローラン。

     

    どのワインを飲んでも、ローランの真摯なワイン造りと、確かな腕がはっきり感じ取れます。

     

    最高に飲み心地の良いローランのワインで、どうぞ最高のひとときをお楽しみください♪

     

    とにかく、2018年のキーワードはLucky you! (& Lucky me!)で決まりですね!

     

    (しつこい笑)

  • 今月の1枚(フランス/スペイン)
  • 2017.12.07
  • 《ラングドック》 ジミオ 収穫の朝2017
  • ご覧ください!

     

    あらゆる生命が目を覚ますかのような、この強く美しい朝焼けを!

     

     

    ジミオのピエールが収穫直前、朝7時の写真を送ってきてくれました♪

     

    静寂の空気を残しつつも、今から収穫が始まる躍動感に満ちています!

     

     

    2017年は遅霜、花流れ、7月初めの大規模な雹と立て続けに被害があり、

    また水不足だったため、収量は例年の半分も取れていないそうで、厳しい年となりましたが、この写真を見るだけでどこか心強く「ワインは美味しいに違いない!」と思えてしまうから不思議です。

     

     

    実際彼らの樹齢100年を超すブドウのポテンシャルと、

     

    その力を引き出す丹念な仕事をおもえば、どんな年だってSuper Special!

     

    2017年もジミオ節にどうぞご期待ください~☆

     

     

    さて今回は初リリースのペティアン・ナチュレル2種類含む、

     

    6種類がリリースされます!

     

     

    ラ・ボエムのパトリックのアドバイスを受けて、見事な泡立ちを実現した、

     

    香りの玉手箱のような「モワルー・ド・ミュスカ」と、ジミオのミュスカ&ボエムのガメイ・ド・オーヴェルニュがコラボした、夢のような「ロゼ」のペティアン!

    どちらもワクワクが止まりません♪

     

    その他例年より更にフローラルで、より爽やかでエキゾチックな「ミュスカ・セック2015」をはじめ、白と赤の混ざり具合が絶妙で、美味しさ倍増の「ロゼ2016」、樹齢150年×15品種(以上?)のブドウの力が凝縮された「ルージュ・ド・コース2016」、そしてミュスカと黒ブドウの混植、混醸により圧倒的な魅力を放つ「ルージュ・フリュイ2016」がリリースです!

     

    嗚呼ジミオ、Oh ジミオ・・

     

    ジミオ・ワールドを皆さまと分かち合いたい気持ちでいっぱいです♪

  • 今月の1枚(フランス/スペイン)
  • 2017.10.19
  • 《ロワール》 ボノーム樽熟成♪
  • 写真は今回リリースされるボノームのピノノワールの熟成中写真です。

     

    スケールの大きな新カーヴで、ゆったり美味しく仕上がりました☆

     

    2016年ボノームが管理する多くの畑が遅霜の被害に見舞われる中、南向きのこのピノノワールは唯一免れることができ、2015年より多く仕込めています♪

     

    (それでももともと生産量が少ないため、写真の通常サイズの1樽と、400L×2樽のみですが・・)

     

    味わいは2015年同様に抽出がやさしく、みずみずしくて透明感があり、素朴さと洗練さが共存しています。ジワジワ美味しさが込み上げて来る、キノコやジビエ、チーズなどの季節の美味しい料理が食べたくなる、どこか秋の夕暮れに漂うセンチメンタルな空気感とリンクするピノノワールです。

     

    今回その他では、

     

    厚みがあって、酸の通った「テニエール・ブラン2016」、

     

    ピノノワール同様に抽出を抑え、怪しげなフェロモンを放つ

     

    「テニエール・ルージュ2016」がリリースです☆

     

    そして「ピュズラ・ボノーム」時代にティエリが仕込んだ「ヴヴレー・ペティアン2008」が極少量再入荷しました~!!長熟ペティアンの好奇心からデゴルジュマンをせず大切に、なんと8年半も熟成させた代物です☆

     

    きれいに熟成され、まだ若々しささえ感じます!

     

    更にテニエール・ルージュ2015の「ファン・ド・ミーズ」が入荷です!
    樽底のより澱に近い部分をプライベート向けのワインを特別に少しだけ分けてもらいました♪エキスがギュっと濃縮され、体幹が太く、深みもあります!

     

    澱に近い部分とはいえ、実際澱が多いわけではなく、色調は明るめです。

     

    アルコール12%と低めな年のワインながら、とても目が細かく詰まっていて充実感があります☆

     

    秋・冬にしっぽり飲みたい、ボノーム癒し系の新作をぜひ~!

  • 今月の1枚(フランス/スペイン)
  • 2017.09.21
  • 《ボジョレー》 ジャン・フォワヤール2017収穫風景♪
  • 写真はジャン・フォワヤールの臨場感溢れる収穫風景です☆

     

    収穫者はフランス人、イタリア人、ブラジル人の20人ほどで構成されており、
    ほとんどのメンバーが毎年収穫に訪れる、いわば「ジャン専属の収穫者」です。

     

    写真はリラックスムードが漂っていますが、いざ仕事となればそれはそれは手馴れたもので、抜群の収穫スピードと選果クオリティを発揮します!
    (毎年収穫に参加している村木談)

     

    今年は7月の雹害により、フルーリーは全滅、コルスレットとコート・ド・ピィは50%収量減と深刻な被害を受けてしまったジャン。

     

    そんな中ボジョレー・ヌーヴォーの畑は幸いなことにほとんど雹の被害を受けず収量の確保はできていましたが、8月初旬時点では日照り続きによりブドウの果汁が得られず、結果的には収量減になってしまうと予測していました。

     

    しかし8月末の収穫直前に、まさに「恵みの雨」が降り、
    果汁をしっかり蓄えたブドウを収穫することができました。
    懸念していた収量減は回避でき、また味わいの面でも降雨のお陰でアルコールは抑えられ、

    糖度・アルコール、酸度のバランスが整ったブドウを収穫することができました。

     

    またボジョレー・ヌーヴォーの醸造はここまで大変順調に進んでおり、
    今年は収穫が早かったため、通常のキュヴェ同様、ブドウを6度まで冷やし、

    ジャンのエレガントな果実感を生み出す低温マセラシオンで仕込んでいます。

     

    最終的には果実味が艶やかで、骨格のある味わいになると予想しています!

     

    さて、今年のボジョレー・ヌーヴォーは例年より収穫が早かったため、醸造に時間の余裕があり、

    各生産者思い思いにじっくり仕込めるのメリットがあります♪

     

    昨年よりも更に各生産者それぞれの表現力が際立ったワインが出来上がることでしょう!

     

     

    各生産者の収穫データ

     

    カリーム・ヴィオネ
    9/3収穫 (例年より早め)
    収量30hL/ha
    アルコール12%前後予定

     

    ジャン・フォワヤール
    9/8収穫(例年より若干早め)
    収量40hL/ha
    アルコール12.5~13%予定

     

    コサール&デコンブ
    9/10(例年より若干早め)
    収量25hL/ha前後
    アルコール12~12.5%予定

     

    詳細はこちらから速報をご覧ください♪

     

    そして、、、
    生産者から2017年ヌーヴォーの紹介映像が届きました♪♪
    これは必見でございます♪

     

    カリーム・ヴィオネ
    https://www.youtube.com/watch?v=8q10h37Vf8k&feature=youtu.be

     

    ジャン・フォワヤール
    https://www.youtube.com/watch?v=C6VkjVAumxY&feature=youtu.be

     

    コサール&デコンブ
    https://www.youtube.com/watch?v=eXiD-VGOnNk&feature=youtu.be

     

    3者3様の魅力と、2017年の美味しさがギュッと詰まった、
    ボジョレー・ヌーヴォー2017をどうぞご期待ください!!

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