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  • 今月の1枚(フランス/スペイン)
  • 2017.10.19
  • 《ロワール》 ボノーム樽熟成♪
  • 写真は今回リリースされるボノームのピノノワールの熟成中写真です。

     

    スケールの大きな新カーヴで、ゆったり美味しく仕上がりました☆

     

    2016年ボノームが管理する多くの畑が遅霜の被害に見舞われる中、南向きのこのピノノワールは唯一免れることができ、2015年より多く仕込めています♪

     

    (それでももともと生産量が少ないため、写真の通常サイズの1樽と、400L×2樽のみですが・・)

     

    味わいは2015年同様に抽出がやさしく、みずみずしくて透明感があり、素朴さと洗練さが共存しています。ジワジワ美味しさが込み上げて来る、キノコやジビエ、チーズなどの季節の美味しい料理が食べたくなる、どこか秋の夕暮れに漂うセンチメンタルな空気感とリンクするピノノワールです。

     

    今回その他では、

     

    厚みがあって、酸の通った「テニエール・ブラン2016」、

     

    ピノノワール同様に抽出を抑え、怪しげなフェロモンを放つ

     

    「テニエール・ルージュ2016」がリリースです☆

     

    そして「ピュズラ・ボノーム」時代にティエリが仕込んだ「ヴヴレー・ペティアン2008」が極少量再入荷しました~!!長熟ペティアンの好奇心からデゴルジュマンをせず大切に、なんと8年半も熟成させた代物です☆

     

    きれいに熟成され、まだ若々しささえ感じます!

     

    更にテニエール・ルージュ2015の「ファン・ド・ミーズ」が入荷です!
    樽底のより澱に近い部分をプライベート向けのワインを特別に少しだけ分けてもらいました♪エキスがギュっと濃縮され、体幹が太く、深みもあります!

     

    澱に近い部分とはいえ、実際澱が多いわけではなく、色調は明るめです。

     

    アルコール12%と低めな年のワインながら、とても目が細かく詰まっていて充実感があります☆

     

    秋・冬にしっぽり飲みたい、ボノーム癒し系の新作をぜひ~!

  • 今月の1枚(フランス/スペイン)
  • 2017.09.21
  • 《ボジョレー》 ジャン・フォワヤール2017収穫風景♪
  • 写真はジャン・フォワヤールの臨場感溢れる収穫風景です☆

     

    収穫者はフランス人、イタリア人、ブラジル人の20人ほどで構成されており、
    ほとんどのメンバーが毎年収穫に訪れる、いわば「ジャン専属の収穫者」です。

     

    写真はリラックスムードが漂っていますが、いざ仕事となればそれはそれは手馴れたもので、抜群の収穫スピードと選果クオリティを発揮します!
    (毎年収穫に参加している村木談)

     

    今年は7月の雹害により、フルーリーは全滅、コルスレットとコート・ド・ピィは50%収量減と深刻な被害を受けてしまったジャン。

     

    そんな中ボジョレー・ヌーヴォーの畑は幸いなことにほとんど雹の被害を受けず収量の確保はできていましたが、8月初旬時点では日照り続きによりブドウの果汁が得られず、結果的には収量減になってしまうと予測していました。

     

    しかし8月末の収穫直前に、まさに「恵みの雨」が降り、
    果汁をしっかり蓄えたブドウを収穫することができました。
    懸念していた収量減は回避でき、また味わいの面でも降雨のお陰でアルコールは抑えられ、

    糖度・アルコール、酸度のバランスが整ったブドウを収穫することができました。

     

    またボジョレー・ヌーヴォーの醸造はここまで大変順調に進んでおり、
    今年は収穫が早かったため、通常のキュヴェ同様、ブドウを6度まで冷やし、

    ジャンのエレガントな果実感を生み出す低温マセラシオンで仕込んでいます。

     

    最終的には果実味が艶やかで、骨格のある味わいになると予想しています!

     

    さて、今年のボジョレー・ヌーヴォーは例年より収穫が早かったため、醸造に時間の余裕があり、

    各生産者思い思いにじっくり仕込めるのメリットがあります♪

     

    昨年よりも更に各生産者それぞれの表現力が際立ったワインが出来上がることでしょう!

     

     

    各生産者の収穫データ

     

    カリーム・ヴィオネ
    9/3収穫 (例年より早め)
    収量30hL/ha
    アルコール12%前後予定

     

    ジャン・フォワヤール
    9/8収穫(例年より若干早め)
    収量40hL/ha
    アルコール12.5~13%予定

     

    コサール&デコンブ
    9/10(例年より若干早め)
    収量25hL/ha前後
    アルコール12~12.5%予定

     

    詳細はこちらから速報をご覧ください♪

     

    そして、、、
    生産者から2017年ヌーヴォーの紹介映像が届きました♪♪
    これは必見でございます♪

     

    カリーム・ヴィオネ
    https://www.youtube.com/watch?v=8q10h37Vf8k&feature=youtu.be

     

    ジャン・フォワヤール
    https://www.youtube.com/watch?v=C6VkjVAumxY&feature=youtu.be

     

    コサール&デコンブ
    https://www.youtube.com/watch?v=eXiD-VGOnNk&feature=youtu.be

     

    3者3様の魅力と、2017年の美味しさがギュッと詰まった、
    ボジョレー・ヌーヴォー2017をどうぞご期待ください!!

  • 今月の1枚(フランス/スペイン)
  • 2017.08.22
  • 《ジュラ》 ボールナール家のとある日常
  • 真剣モードのボールナール親子。

    (フィリップは腰を引いてるため、かなり小柄に写っています..)

     

    この日のテーマはピノノワールの熟成方法について。

    ステンレスタンクで熟成をするトニーに対し、フィリップが「ピノを樽で熟成させた方が良いのでは?」とアプローチ。ストレートな果実味が好きなトニーは、果実を活かすために樽熟ではなく、ステンレスタンクで寝かせるのがベターだと思っている一方、フィリップは樽で熟成させまろやかにすることでより美味しくなると熱く語っています。

     

    トニーは独立しているとはいえ、実際はまだフィリップとPere&Filsの関係で働いているのは確かです。息子の考えを尊重しつつも、自分の経験に基づいた的確なアドバイスをしてあげたいフィリップの親心と、我が道を進みたいトニーの想いが交差するボールナール家の日常。でもこんな日々のカーヴでの会話が、きっと2人のかけがえのない空間なのでしょうね。

     

    ちなみに二人の間に写っている甕が「イタリア製のアンフォラ(厚い土器)」で仕込まれた2016年のサヴァニャン。この年はその他にフィリップ特注の「完全セラミックの卵型タンク」、地中に埋められた「ジョージア製のアンフォラ(薄い土器)」と3つの異なる容器でサヴァニャンをマセラシオンして仕込んでいます。同じ区画、3種の異なる容器で仕込まれたワインをそれぞれ単独リリースする予定で、それぞれの味わいが実に興味深いです♪

    (その他サヴァニャンのペット・ナット「Ca va Bien」もあるようです)

     

    打って変わって2017年ヴィンテージは春の遅霜の被害により、トニーは収穫できるブドウがそれなりにあるようですが、フィリップは大変厳しい収穫状況のようで、赤白各1キュヴェずつしか仕込めないようです。

     

    そのため2016年ヴィンテージはより手塩にかけて、少しずつ大切にリリースしていくようなので、どうぞその時が来るのをじっくりお待ちくださいませ。

     

    今回フィリップからサヴァニャン2種、トゥルソー2種、そしてプルサールのペット・ナット「タン・ミュー」が久しぶりのリリースです!

     

    トニーは10月リリース予定となります!

     

    ボールナール家からまったく目が離せません☆

  • 今月の1枚(フランス/スペイン)
  • 2017.07.18
  • 《ボジョレー》 ボジョレー・ヌーヴォー速報2017!!
  • 写真はケヴィン・デコンブの畑です。

     

    今年は昨年収穫が間に合わず仕込めなかった標高の高いマルシャン村の自社ブドウと、昨年のヌーヴォーに使用したレーニエに隣接するブドウ(写真の畑)も順調です♪

     

    品質的に酸のエレガントなマルシャン村のブドウと、骨格豊かなレーニエに隣接するブドウをアッサンブラージュし「例年以上にハイレベルな・ヌーヴォーを造る!」とケヴィンは意気込んでおり、今からどんなワインが出来るのかワクワクします!

     

    今年は北からまさかの南までフランス全域で遅霜の被害があった中、ケヴィンをはじめ、カリーム・ヴィオネ、ジャン・フォワヤールの3者とも幸いなことに遅霜から免れ、理想的な滑り出し♪開花もスムーズに終わり、7月初旬は冷えたものの、総じて猛暑日が多く、ブドウは例年より1ヶ月ほど早いペースでたいへん順調に成長しています。

     

    しかし季節の変わり目、特に暑さが増す今時期にこの地方では毎年といって良いほど雹害にあうため、まだまだ安心できません。
    (7月10日にカリームのランシエ村、ムーラン・ナヴァンで雹害を確認 被害状況の詳細は次回のレポートにて)

     

    それと雨によるミルデューの繁殖、猛暑による日照りも懸念があります。

     

    ただそれでも現時点ではまだ質・量共にアドバンテージがあると思います。開花日から起算すると、今年は8月の終わり、遅くとも9月早々の収穫開始となり、例年より2~3週間の醸造期間が得られるため、その分出来上がりにも期待がもてます!そして何より生産者がタイトなスケジュールから少しでも開放され、精神的にゆとりを持ってワイン造りをしてもらえることが何より大きなメリットになると思います。

     

    ヴァンクゥールの「ボジョレー・トリオ」が気合十分で挑む
    「ボジョレー・ヌーヴォー2017」に乞うご期待くださいませ!

  • 今月の1枚(フランス/スペイン)
  • 2017.06.23
  • 《スペイン》 スパークリング新時代「Clàssic Penedès」!
  • 写真はスペイン・カタルーニャ地方「マス・ベルトラン」が所有するヴィエーユ・ヴィーニュのチャレッロの畑です。土壌は一見白く見えるため石灰質土壌かと思いきや、実際は砂まじりの粘土質。チャレッロはこの粘土質土壌と暑い気候に適しており、今回リリースの上級キュヴェ「アルジラ」はこの樹齢60年を超すチャレッロ100%で造られています。

    ※「アルジラ」はカタルーニャ語で「粘土質」の意味

     

    今回リリースの「アルジラ2011」は58ヶ月の瓶熟成を経てデゴルジュマンを行っており、チャレッロ特有の滋味あふれる渋みと、心地よいほろ苦味、はっきりとした酸、そして熟成感と繊細で深みのある泡の質感が見事に調和しています!穏やかなアタックから、集中力の高い味わいに引き込まれ、飲むごとに魅了されていきます♪

     

    一方の「バルマ2013」は32ヶ月熟成を経ており、その充実感、完成度は近年稀に見るレベル!芳醇な果実のアロマと香ばしい風味、骨格とスケールをもたらす、潮気を帯びたミネラリティ、熟成からくる旨味のまとまり。申し分ないです♪

     

    どちらもドザージュなしの辛口で、ブドウの風味、個性が冴え渡ります!

     

    さてバルマは今回から(アルジラはタイミングが間に合わず次回から)

     

    DO Penedès「Clàssic Penedès」としてリリースされることになりました。

     

    DOカヴァは従来地域ではなく「製造方法(泡)」に対する認証で、同じ醸造所で、DOカヴァで認定する品種以外のワインと、カヴァを一緒につくってはならならい条件があり、彼らは、土着品種で絶滅危機にある品種「スモイ」で2010年からロゼスパークリングを造り始めたため、これが抵触しDOカヴァが申請できなくなってしまいました。

     

    そのような変化の中で、より品質の高いスパークリングを造る生産者たちが相次いでDOカヴァを抜け、DOペネデスに呼称変更する流れが派生し、マス・ベルトランはより品質の高い泡造りを目指す他の生産者たちと共に働きかけたこともあって、2014年より、DOペネデスの中で新たなスパークリング認証「Clàssic Penedès」が誕生しました。

     

    「Clàssic Penedès」と記載できるには、基本の条件が3つ

     

    ①100%オーガニック
    農法までを条件にしているのは世界初!

     

    ②100%ペネデス地域のブドウを使用
    カヴァでは認められていない土着品種など使用可!

     

    ③瓶熟成期間が最低15ヶ月以上
    カヴァの9ヶ月以上より半年長い、最低15ヶ月以上!

     

    彼らが選んだ、クオリティへの信念と土着品種回帰を形にした「Clàssic Penedès」が、今後のスペイン・スパークリングの道を切り開くと信じて疑いません!

     

    (その意識は他国にも影響を及ぼすことでしょう)

     

    スペイン・スパークリング新時代の幕開けを、今回のマス・ベルトランで

     

    ぜひ実感してくださいませ~!