ニュース

  • 今月の1枚(フランス/スペイン)
  • 2017.07.18
  • 《ボジョレー》 ボジョレー・ヌーヴォー速報2017!!
  • 写真はケヴィン・デコンブの畑です。

     

    今年は昨年収穫が間に合わず仕込めなかった標高の高いマルシャン村の自社ブドウと、昨年のヌーヴォーに使用したレーニエに隣接するブドウ(写真の畑)も順調です♪

     

    品質的に酸のエレガントなマルシャン村のブドウと、骨格豊かなレーニエに隣接するブドウをアッサンブラージュし「例年以上にハイレベルな・ヌーヴォーを造る!」とケヴィンは意気込んでおり、今からどんなワインが出来るのかワクワクします!

     

    今年は北からまさかの南までフランス全域で遅霜の被害があった中、ケヴィンをはじめ、カリーム・ヴィオネ、ジャン・フォワヤールの3者とも幸いなことに遅霜から免れ、理想的な滑り出し♪開花もスムーズに終わり、7月初旬は冷えたものの、総じて猛暑日が多く、ブドウは例年より1ヶ月ほど早いペースでたいへん順調に成長しています。

     

    しかし季節の変わり目、特に暑さが増す今時期にこの地方では毎年といって良いほど雹害にあうため、まだまだ安心できません。
    (7月10日にカリームのランシエ村、ムーラン・ナヴァンで雹害を確認 被害状況の詳細は次回のレポートにて)

     

    それと雨によるミルデューの繁殖、猛暑による日照りも懸念があります。

     

    ただそれでも現時点ではまだ質・量共にアドバンテージがあると思います。開花日から起算すると、今年は8月の終わり、遅くとも9月早々の収穫開始となり、例年より2~3週間の醸造期間が得られるため、その分出来上がりにも期待がもてます!そして何より生産者がタイトなスケジュールから少しでも開放され、精神的にゆとりを持ってワイン造りをしてもらえることが何より大きなメリットになると思います。

     

    ヴァンクゥールの「ボジョレー・トリオ」が気合十分で挑む
    「ボジョレー・ヌーヴォー2017」に乞うご期待くださいませ!

  • 今月の1枚(日本)
  • 2017.06.23
  • Domaine Oyamada(ドメーヌ・オヤマダ)デラウェア収穫
  •  

    写真は山梨市万力の西山地区にあるデラウェアで、
    8/20にBOW!白用の収穫が行われました。

     

    今年は直前の雨の影響で、実割れがあるかも・・・と心配していましたが、
    ダメージは予想より少なく、無事に糖度も酸も十分にある、
    約4トンのブドウを収穫することが出来ました!

    今年も美味しいBOW!になるのではと期待が膨らみます♪

     

    こちらの西山の畑はBOW!白に含まれる中で最大の畑。
    小山田氏が引き受けた当初は、ブドウの樹が弱っており、
    いつ枯れてもおかしくないような状況だったようです。

     

    そんな畑を、肥料も与えず、草生栽培で、 剪定を工夫して、
    毎年少しずつ改善させて、樹勢も程よく、品質の高い
    ブドウがとれるまでに復活させた想い入れの強い畑です。

     

    そんな畑で今年も無事に収穫が出来て本当に良かった~!
    小山田氏本人もハイテンションで収穫しておりました(笑)

     

    ペイザナでは8月中にデラウェアと巨峰の収穫を終え、
    9月以降はヴィニフェラの白と、赤品種の収穫です。

     

    梅雨を引きずった様な雨もそろそろ収まってほしいところです。
    今後の好天を祈ります。

  • 今月の1枚(フランス/スペイン)
  • 2017.06.23
  • 《スペイン》 スパークリング新時代「Clàssic Penedès」!
  • 写真はスペイン・カタルーニャ地方「マス・ベルトラン」が所有するヴィエーユ・ヴィーニュのチャレッロの畑です。土壌は一見白く見えるため石灰質土壌かと思いきや、実際は砂まじりの粘土質。チャレッロはこの粘土質土壌と暑い気候に適しており、今回リリースの上級キュヴェ「アルジラ」はこの樹齢60年を超すチャレッロ100%で造られています。

    ※「アルジラ」はカタルーニャ語で「粘土質」の意味

     

    今回リリースの「アルジラ2011」は58ヶ月の瓶熟成を経てデゴルジュマンを行っており、チャレッロ特有の滋味あふれる渋みと、心地よいほろ苦味、はっきりとした酸、そして熟成感と繊細で深みのある泡の質感が見事に調和しています!穏やかなアタックから、集中力の高い味わいに引き込まれ、飲むごとに魅了されていきます♪

     

    一方の「バルマ2013」は32ヶ月熟成を経ており、その充実感、完成度は近年稀に見るレベル!芳醇な果実のアロマと香ばしい風味、骨格とスケールをもたらす、潮気を帯びたミネラリティ、熟成からくる旨味のまとまり。申し分ないです♪

     

    どちらもドザージュなしの辛口で、ブドウの風味、個性が冴え渡ります!

     

    さてバルマは今回から(アルジラはタイミングが間に合わず次回から)

     

    DO Penedès「Clàssic Penedès」としてリリースされることになりました。

     

    DOカヴァは従来地域ではなく「製造方法(泡)」に対する認証で、同じ醸造所で、DOカヴァで認定する品種以外のワインと、カヴァを一緒につくってはならならい条件があり、彼らは、土着品種で絶滅危機にある品種「スモイ」で2010年からロゼスパークリングを造り始めたため、これが抵触しDOカヴァが申請できなくなってしまいました。

     

    そのような変化の中で、より品質の高いスパークリングを造る生産者たちが相次いでDOカヴァを抜け、DOペネデスに呼称変更する流れが派生し、マス・ベルトランはより品質の高い泡造りを目指す他の生産者たちと共に働きかけたこともあって、2014年より、DOペネデスの中で新たなスパークリング認証「Clàssic Penedès」が誕生しました。

     

    「Clàssic Penedès」と記載できるには、基本の条件が3つ

     

    ①100%オーガニック
    農法までを条件にしているのは世界初!

     

    ②100%ペネデス地域のブドウを使用
    カヴァでは認められていない土着品種など使用可!

     

    ③瓶熟成期間が最低15ヶ月以上
    カヴァの9ヶ月以上より半年長い、最低15ヶ月以上!

     

    彼らが選んだ、クオリティへの信念と土着品種回帰を形にした「Clàssic Penedès」が、今後のスペイン・スパークリングの道を切り開くと信じて疑いません!

     

    (その意識は他国にも影響を及ぼすことでしょう)

     

    スペイン・スパークリング新時代の幕開けを、今回のマス・ベルトランで

     

    ぜひ実感してくださいませ~!

  • ニュース
  • 2017.06.22

2017年の「できたての美味しさ」が詰まった、3人の個性溢れる新酒をどうぞお楽しみ下さいませ。

 

2017年の恵に乾杯♪

 

>最新レポートはこちら  

 

 

≪生産者メッセージ動画≫

 

カリーム・ヴィオネ
https://www.youtube.com/watch?v=8q10h37Vf8k&feature=youtu.be

 

ジャン・フォワヤール
https://www.youtube.com/watch?v=C6VkjVAumxY&feature=youtu.be

 

コサール&デコンブ
https://www.youtube.com/watch?v=eXiD-VGOnNk&feature=youtu.be

  • メディア
  • 2017.06.20

■ドメーヌ・ド・シャソルネイ P34~35■

 

■ドメーヌ・オヤマダ P87~88■

 

■ドメーヌ・ポンコツ P88~89■

 

■ティスティングレヴュー 番外編  P94■

フレデリック・コサール ブルゴーニュ・ブドー 2015

ご紹介者:金沢マル源酒店 小林宏彰様

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