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  • 今月の1枚(フランス/スペイン)
  • 2021.02.12
  • 巨匠ジャン・フォワヤールの宝箱のようなラインナップ♪
  • こちらの写真は、巨匠ジャン・フォワヤールの宝箱のようなラインナップです!

    一番左のアリザリーヌ2019 は、フランボワーズやバラのような甘く官能的な香り、

    ボジョレーらしい明るくジューシーな果実味、繊細な旨味、そしてミネラルとが

    絶妙な塩梅で融合しております♪♪お勧めです!

    そして一番右のAC モルゴン・キュヴェ・アタノール 2015(赤)

    恐らく最初で最後のキュヴェとなるジャンのスペシャル・キュヴェ「アタノール」!

    本来は右から2番目の人気ワインコート・デュ・ピィのヴィエーユ・ヴィーニュ

    「キュヴェ3.14」となる予定でしたが、2015年は太陽に恵まれブドウの潜在アルコール

    度数が17度まで上がり、ジャンのイメージするキュヴェ3.14のキャラクターとは全く

    かけ離れたため特別キュベとなっています。

    今開けるのが非常にもったいない…

    できれば10年後の姿が見てみたいモンスター級のワインとなります♪

  • 今月の1枚(フランス/スペイン)
  • 2021.01.28
  • ル・クロ・デゥ・テュ・ブッフ ACトゥーレーヌドリア2018 
  • 写真は、ル・クロ・デゥ・テュ・ブッフのティエリ・ピュズラと本邦初リリースとなる

    ACトゥーレーヌドリアのワイン名ともなったドリアたち。

    ドリアはDolium(ドリウム)の複数形で、ラテン語で炻器で作った容器という意味があります。

    ティエリの右隣にあるドリアはスペイン産で18世紀に作られたものに対し、

    その右隣にある大きなドリアは最新のイタリア製です。

    見た目は異なりますが、素材はほぼ同じGres(砂岩)とシリスで作られています。

    焼成温度が1200℃~1300℃と800℃前後で焼かれるジョージアのアンフォラよりも高温で焼かれ、

    素地がアンフォラよりも緻密で浸透性がないのが大きな特徴です。

    浸透性がない分、出来上がるワインもフレッシュかつミネラリーで透明感があり、

    限りなくクリスタルで、ティエリ自身ACトゥーレーヌドリア2018は最初からイメージ通りの

    仕上りのワインが出来たと使い勝手を絶賛しています!

     

    6回目の仕込みとなるクヴェヴリ2018は、樽のように酸素を取り入れる浸透性の高い

    土器の特徴を生かしたジョージアの醸造スタイルに変更しました。クヴェヴリの容器に

    ワインが負けないよう、しっかりと完熟させたパワフルなソーヴィニヨンを使い、

    クヴェヴリの良さを最大限に引き上げています!

     

    トゥーレーヌのソーヴィニヨンが、2つの異なるアンフォラにより全くスタイルの

    異なるワインに仕上がっています!それぞれの魅力をどうぞお楽しみください♪

  • メディア
  • 2021.01.06

■Extra Edition P108■

ドメーヌ・ド・シャソルネイ/サン・ロマン・ブラン・コンブ・バザン18

ご紹介者様:山田雪絵様

 

 

  • 今月の1枚(フランス/スペイン)
  • 2020.12.24
  • ジャン・マルク・ドレイヤーより初リリース ACアルザス オーセリス2018
  • 写真は、2021年のまず最初に弊社より愛をこめてご紹介したい

    本邦初リリースとなるジャン・マルク・ドレイヤーの     

    AC アルザスオーセリス2018。SO2無添加、ノンフィルター。

     

    ジャン・マルクが初めてワインを輸出した相手がヴァンクゥールで、

    彼が感謝の意も込めて今回ヴァンクゥールのために特別PB

    仕込んでくれたのがこのオーセリス。

     

    お披露目できる日がついに♪

     

    彼自身はこのワインを、ドレイヤーの入り口ワインとして位置付けていますが、

    実際出来上がったワインは旨味の詰まった他のキュヴェに負けない

    ポテンシャルと深みがありコストパフォーマンスが非常に高い!

    ジャン・マルクは自分のワインを飲んでくれる人に健康と幸せを届けたいという

    願いの下、ある工夫をしています。

     

    是非その答えは62-2021-1の資料の後半の「ヨシ」のツ・ブ・ヤ・キにて!

     

    皆様どうぞ良いお年をお迎えください。

    2021年もどうぞよろしくおねがいいたします(^^)

     

  • 今月の1枚(フランス/スペイン)
  • 2020.11.13
  • 《ラングドック》 ジミオの「宝石箱」のようなルージュ・フリュイ
  • 写真はジミオの2020ヴィンテージ「ルージュ・フリュイ」のマセラシオンの様子です。

    黒ブドウのカリニャン、サンソー、グルナッシュ、アリカントそれらの一部で「酒母」Pied de cuveを作り、その上に全房のミュスカ・プティグレン、テレット・ローズが投入されます。タンク内のブドウはまるで宝石箱を覗き込んだかのごとく色とりどりで、写真を見るだけでグッと引き込まれワインへの期待が膨らんでいきます♪

     

    ジミオのワインが持つ得も言われぬ奥深さは、この神がかり的な混ざり合いと樹齢100年を超すブドウのエネルギーの結晶によるもの。このブドウがジミオだけの特別で個性ある美味しさのルーツです。


    ワインはステンレスタンクの中で約15日間、ルモンタージュは行わず、毎日優しいピジャージュをしてじっくりブドウのエキスを抽出しながら発酵を進め、プレス後約8ヶ月の熟成を経て瓶詰めされます。

     

    ちなみにジミオの畑では15種類以上のブドウが植えられています。
    ミュスカ・プティ・グレンを筆頭に、アリカント、アラモン、グルナッシュ(ブラン、グリ、ローズ、ノワール)、カリニャン、テレ(ブラン、グリ、ノワール)、サンソー、リヴラン、ギュイサス・・・その他彼らも知らない名前のブドウがいろいろあるんだとか。その中でも一番古いルージュ・ド・コースのブドウはなんと樹齢159年ですから驚きです!!(西暦1861年の幕末に植樹! ジミオでタイムスリップしませんか? 的な‥笑)

     

     

    さて今回7種類リリースです!

    メインとなる2019年ヴィンテージは、まれにみる豊作♪(といっても最大で30hL/haですが)

    2年以上じっくり瓶熟させたミュスカセック2017年もリリースいたします~♪

     

    〇ミュスカ・セック・デ・ルマニス ペット・ナット2019(白泡)
    樹齢22年 / 収量25hL/ha

    デゴルジュマン2020年1月 / 残糖9g/L / 2.5気圧
    樹齢の若いミュスカのみで造られ、例年よりシャープな印象。

    みずみずしく透き通るミュスカの果実感と塩気のある旨味が心地よいです。

     

    〇モワルー・ド・ミュスカ ペット・ナット2019(白泡)

    樹齢22年~100年以上 / 収量25hL/ha

    デゴルジュマン2020年3月 / 残糖29.7g/L / 2.5気圧

    やはりモワルー・ペティアンを狙い通りの糖分とガス圧で仕上げるのは至難の業のようで、

    今回デゴルジュマン時にワイン半分補填することになり、採算が合わないため2019ヴィンテージが最後のリリースに(涙)セックに比べ明らかにミュスカの果実が濃厚でエキゾチック。

    甘みに品があり、のど越しは驚くほどスムーズです。

     

    〇ミュスカ・セック・デ・ルマニス2019(白)

    樹齢22年~100年以上 / 収量30hL/ha / 残糖9.6g/L

    1999年以来の豊作!
    収量がとれた分、ミュスカの果実感は控えめながらとても伸びやかで洗練されています。

    今までのミュスカ・セックより更にシャープで、白い花や昆布だしのようなエキスが際立って感じられます。

     

    〇ミュスカ・セック・デ・ルマニス2017(白)
    樹齢20年~100年以上 / 収量24hL/ha / 残糖12.5g/L
    2019年に比べ、ミュスカのインパクトとストラクチャがはっきりと感じられます。

    アニスやカルダモンなどのスパイス、乾燥ハーブやシャルトルーズのような香りもあり、とてもエキゾチック♪(2年寝かせて美味しくなって良かった~!)

     

    〇ロゼ・ド・ジミオ2019(ロゼ)

    樹齢20年~159年 /収量- / 残糖8.5g/L
    ミュスカ・セック85%、ルージュ・ド・コース15%のブレンドの黄金比率♪
    香り立つミュスカとライチやアセロラ、ハイビスカスといった赤系のトロピカルな果実感。

    例年より端正でエッジの効いた印象です。

     

    〇ルージュ・フリュイ2019(赤)

    樹齢100年以上 / 収量20hL/ha

    黒ブドウ90%、ミュスカ10%の混植混醸で、赤やオレンジの果実にカンパリのようなほのかな苦みも。パワフルで緻密、華やかでスパイシー、様々な味わいがぎゅっと詰まったルージュ・フリュイならではの豊かな構成です♪

     

    〇ルージュ・ド・コース2019(赤)

    樹齢159年 / 収量25hL/ha
    ベリーの濃縮感とタイムやローズマリーの程よいガリーグの風味、加えて海苔のような磯のニュアンス。2013年に畑を収得してから丹念に手入れをし、ようやく官能的なジミオの味わいが表現され始めています。これからがいよいよ本領発揮☆

     

     

    ブドウ樹そのものの生命力と守り続けてきた人間の努力の結晶であるヴィエーユ・ヴィーニュには、生き続けたブドウ樹しか到達できない尊厳があると感じます。例えば多少の天候不良だったり、醸造に難があっても、地中深くに張り巡らされた根によって、地上での悪条件を覆すエネルギーをワインにもたらし、それはワイン造りの他のファクターにはない特別な力だと考えています。故に樹勢が弱まり、病気になりやすく収量が落ちたとしても容易く伐根することはないのでしょう。

    また、育ての親である生産者が長く生きたブドウ樹に対して愛着を持ち、誇らしげに思うことも良く理解ができます。そして、できる限り成長を見守り、未来に残したいと願望を持つことにも何も不思議はありません。

     

    樹齢100年を超すヴィエーユ・ヴィーニュが現世でジミオに巡ってきたことも、きっと何かの縁。(ヴァンクゥールが一番最初のコンテナでジミオを輸入したこともこれまたご縁♪)

    今もなおワインに込められる深層世界からのメッセージに耳を傾けて、時に幕末に思いを馳せながら(笑)

    味わうジミオはまた一味違うかもしれません。

     

    ゆったり、たっぷり、どっぷりお楽しみください~☆

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