ニュース

  • 今月の1枚(フランス/スペイン)
  • 2021.05.24
  • ナナ・ヴァンより新キュベKonjoリリース
  • ナタリーが手に持つこのワインは、今回新しくリリースされるキュヴェKonjoです。

    このKonjoという名前は、日本語の「混醸」から取ったもので、まさに名前の通り

    カリニャン、サンソー、クレレット、テレブラン、グルナッシュブランと黒ブドウも

    白ブドウも全て一緒に混ぜ合わせて仕込んだワインです。

     

    フランス語では、全部一緒に混ぜることを俗にFouzitouまたはFuzituと言います。

    当初ナタリーはキュヴェのメインの名前をFouzitouするつもりでした。だが、

    Fouzitouだとエレガントなワインのイメージに微妙にそぐわないということで、

    他に言葉を探しました。フランス語だけではなく、各国の色々な言葉を探したところ、

    言葉の響きの良い日本語のKonjo に行き着いたそうです。

     

    Konjoは南のナナ・ヴァンシリーズのワインですが、ラベルデザインを大胆に一新しました。

    今までのエチケットのデザインは、Philippe PHÉRIVONG(フィリップ・フェリヴォング)が

    手掛けていましたが、今回は同じスイス出身の絵本画家

    Emmanuelle HOUDART(エマニュエル・ウダール)に依頼しました。

     

    折しも、今年からパートナーのエミール・エレディアの畑を全て引き継ぎ、また醸造カーヴも新しく

    修繕を施したナタリー。

    このラベルデザインからも、新生ナナ・ヴァンとして新たにスタートする意気込みが感じられます。

    どうぞお楽しみいただけますように♪

     

  • ニュース
  • 2021.04.20
  • 4月6日~8日の3日間に渡り、フランス全土を覆いかぶさる大規模な霜が降りる
  • こちらの写真は、霜対策のためにロウソクが焚かれたルネモスのボンヌ・ブランシュの畑です。

     

    今年は4月6日、7日、8日と3日間に渡りフランス全土を覆いかぶさるように大規模な霜が降りました。

    この霜により、アルザス・シャンパーニュ・ロワールなどの北フランスはもちろん、

    ブルゴーニュ・ジュラ・ボルドー、南のラングドック・ルーションやローヌ・プロヴァンスに

    至るまで、広範に渡り被害が及んでいるようです。

     

    2016年、2017年、2019年、そして2021年と、この10年で4回も大きな霜に見舞われたフランス。

    今のビニョロンよりも一世代上の人たちにとっては、霜は10年に一度あるかないかくらいの大変

    珍しい災害だったそうです。それが、現在はブドウの病気よりもリスクの高い災害になりつつあります。

     

    この3日間、フランス全土の多くのヴィニョロンが霜から畑を守るために不眠不休でロウソクを焚き続けました。

    Saints de glace511日~13日)と呼ばれる霜の終わりを告げる日まで、まだまだ安心ができません。

     

    被害がどうぞ限定的でありますように・・・。

     

  • ニュース
  • 2021.03.22
  • 樹齢141年のカリニャンが植えられているジョン・シュミットのマメットの畑
  • こちらの写真は、樹齢141年のカリニャンが植えられているジョン・シュミットのマメットの畑です!

     

    冬の間は、写真のように羊の群れを畑に放ち雑草を食べさせています。畑の中に入ると、至る所に

    コロコロとした羊の糞が落ちています。これがやがて畑の肥料となり土壌を豊かにします。

    また、畑のまわりの木々は、ジョンの得意とする接ぎ木によって雑木が様々な果物の樹木に

    生まれ変わっています。まさにエコシステムがうまく機能した理想的な畑です。

     

    ジョン・シュミットが目指したものはポリカルチャー。つまり、各土地に適した作物や樹木を

    選択し植え育て動物と共存する複合型農業でした。ブドウの生産量のために化学肥料や農薬に

    頼るモノカルチャーに異を唱え、もっとマクロな視点から持続可能な農業を目指していました。

     

    だが残念ながら、志半ばにしてやむなくドメーヌを閉めることとなり、

    今回リリースする2015年のワインがラストヴィンテージとなります。(涙)

     

    自然をこよなく愛したジョン・シュミットが手塩にかけた最後のワイン!

     

    どのワインも温かみが伝わってきます!どうぞお見逃しなく~

  • メディア
  • 2021.03.22

■Natural Wine P103■

コート・ド・カスティヨン/シャトー・ド・プラド16

ジェラール・デスクランブ/シャトー・ルネッサンス・エルヴェ・アン・バリック14

■Extra Edition p111■

ピエール=オリヴィエ・ボノーム/ラ・テニエール・ピノドニス17

ご紹介者様:とどろき酒店様

 

 

  • 今月の1枚(フランス/スペイン)
  • 2021.02.27
  • レイナルド エオレ 今から飲むも良し、または熟成させ育てるのも良し!
  • 今月の1枚の写真は、ヨシがレイナルドのカーヴで試飲した

    ランスミ・デュ・ヴィラージュとリヴ・ドロワットです。

     

    左から、リヴ・ドロワット2017、ランスミ2017、こちらは今回リリースする新ヴィンテージ!

    そして左から3番目は旧ラベルのランスミ2009、一番右端は旧ラベルのリヴ・ドロワット2010です。

     

    レイナルドが特別にバックヴィンテージを開けてくれた理由は、まず今回リリースする

    ランスミ2017と2009の味わいのタイプが良く似ていること、そしてランスミ2009と

    リヴ・ドロワット2010はヴァンクゥールが初めて日本にリリースしたヴィンテージだからです。

     

    ランスミ2009とリヴ・ドロワット2010を飲んでまず驚いたのは、こなれた果実味の柔らかさが

    ありながらも、味わいに全く歳月を感じさせないことでした。まだまだ若さと安定感があり、

    あと10年は優に熟成に耐え得るポテンシャルがあります。

     

    彼のワインが長熟であるのは以前から分かっていましたが、これほどのポテンシャルが

    あるとは全くの想定外でした!

     

    きっと今回リリースの2017年も同じように熟成していくことでしょう!

    今飲んでも美味しいですから、今から飲むも良し、

    または熟成させ育てるのも良し!ぜひ堪能下さい♪

     

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