ボジョレー速報2021年
詳しくはこちらから資料をどうぞご覧ください♪ → 2021 BN July
今年もあと数か月でボジョレー・ヌーヴォーの季節がやってきます!
2021年も、カリーム・ヴィオネ、ジャン・フォワヤール、
フレデリック・コサール&ケヴィン・デコンブの三生産者です!
どうぞ、どうぞよろしくお願いいたします。
2021年は、フランスのワイン産地ほぼ全域に遅霜が降りるという衝撃的な
幕開けから始まりました。各地で霜による甚大な被害がもたらされる中、
ボジョレーは幸いにして他の地域よりも被害が少なかったです。
その後、お天気が不安定の中、開花が順調だったことは朗報!
近年日照りにより、ボリューム感が目立つ味わい傾向にありましたが、
今年は久々にみずみずしくエレガントなワインに仕上がりそうな予感がします。
こういうお天気が厳しい年は、まさに生産者の実力と個性が如実にワインに
反映するのが魅力です。どうぞ今年もお楽しみに♪♪よろしくお願いいたします。
アレックスを訪問した時に撮った一枚です。
手前の三本が今回リリースするアレックスの新しいミレジムです。
父親ジャンのワインも揃ってテーブルに並べられた姿は圧巻です!
この日の試飲には、他に二組のクライアントが一緒でした。
一組はリヨンで新しくレストランを立ち上げるフランスの若者、そして
もう一組はベルギーのインポーターでした。アレックスの彼女のファニーが
試飲に立ち会いましたが、彼女が言うには、4月に入ってからは既存新規を
問わずほぼ毎日大勢のクライアントがひっきりなしにドメーヌを訪れているようです。
フランスは6月のレストラン再開に合わせてカーヴィスとレストランが
ワイン仕入れの準備をし、そして、外国のインポーター、特にアメリカ、
ヨーロッパ諸国、アジアはシンガポールや韓国が、まるでコロナの影響がないかの
勢いでワインのオーダーがはいるようです。
さらに今年2021年は、4月の遅霜や雹、長雨による病気の蔓延で、
フランスのほぼ全地域のブドウの不作が予想されます。
世界的なワインの需要回復とブドウの不作が相まり、このままでは
来年ワインの供給不足が起こるかもしれません。
日本向けにワインがうっかり購入できない、なんてことにならぬ様
今年は買い付けのお仕事ますます頑張ります♪
こちらの写真は、霜対策のためにロウソクが焚かれたルネモスのボンヌ・ブランシュの畑です。
今年は4月6日、7日、8日と3日間に渡りフランス全土を覆いかぶさるように大規模な霜が降りました。
この霜により、アルザス・シャンパーニュ・ロワールなどの北フランスはもちろん、
ブルゴーニュ・ジュラ・ボルドー、南のラングドック・ルーションやローヌ・プロヴァンスに
至るまで、広範に渡り被害が及んでいるようです。
2016年、2017年、2019年、そして2021年と、この10年で4回も大きな霜に見舞われたフランス。
今のビニョロンよりも一世代上の人たちにとっては、霜は10年に一度あるかないかくらいの大変
珍しい災害だったそうです。それが、現在はブドウの病気よりもリスクの高い災害になりつつあります。
この3日間、フランス全土の多くのヴィニョロンが霜から畑を守るために不眠不休でロウソクを焚き続けました。
Saints de glace(5月11日~13日)と呼ばれる霜の終わりを告げる日まで、まだまだ安心ができません。
被害がどうぞ限定的でありますように・・・。
こちらの写真は、樹齢141年のカリニャンが植えられているジョン・シュミットのマメットの畑です!
冬の間は、写真のように羊の群れを畑に放ち雑草を食べさせています。畑の中に入ると、至る所に
コロコロとした羊の糞が落ちています。これがやがて畑の肥料となり土壌を豊かにします。
また、畑のまわりの木々は、ジョンの得意とする接ぎ木によって雑木が様々な果物の樹木に
生まれ変わっています。まさにエコシステムがうまく機能した理想的な畑です。
ジョン・シュミットが目指したものはポリカルチャー。つまり、各土地に適した作物や樹木を
選択し植え育て動物と共存する複合型農業でした。ブドウの生産量のために化学肥料や農薬に
頼るモノカルチャーに異を唱え、もっとマクロな視点から持続可能な農業を目指していました。
だが残念ながら、志半ばにしてやむなくドメーヌを閉めることとなり、
今回リリースする2015年のワインがラストヴィンテージとなります。(涙)
自然をこよなく愛したジョン・シュミットが手塩にかけた最後のワイン!
どのワインも温かみが伝わってきます!どうぞお見逃しなく~
2019年10月1日消費税10%増税に伴い、当サイト内のワイン・ビールの税込表示価格はすべて10%となります。なおエリザベス・ジュ・ド・レザン・ガゼイフィエ2018(白・赤)につきましては、引続き8%となっております。何卒よろしくお願いいたします。