こちらはパリの2区にあるビストロLe Rubisの店内の様子です。
今回、ノエラ・モランタンとローラン・サイヤール
それぞれと話したときに、
「今一番食べに行きたいパリのビストロ」としてLe Rubis
を挙げたので実際有馬と二人でに行ってみました。
店内の雰囲気は良く、料理は和の要素やイタリアンな要素が入った
繊細なフレンチで、ワインリストもとても魅力的です。
料理の美味しさもさながら、一番はこのレストランの活気。
扉を全開にしたり、さりげなくコロナ対策は行われていますが、
皆ワイングラスを傾け、会話を弾ませながら
とても楽しそうに食事をしています。
ちなみに、Le Rubisはフェイスブックのサイトがあります。
https://www.facebook.com/lerubiscaferestaurant
よろしかったら次回のパリ旅行の際に♪
これは今回初リリースとなるサヴォワの生産者
アドリアン・ダカンの家の目の前から写した景色の写真です。
時刻は夕方をまわりひんやりとした空が薄暗くなり始めるなか、遠くに
くっきりと浮かび上がるベルドンヌ連峰の白い稜線がとても幻想的です。
家のすぐ下は勾配急なヴィエーユ・ヴィーニュのジャケールの畑が広がり、
その真下にある小さな村ポルト・ド・サヴォワとサン・タンドレ湖との
コントラストはまるで絵葉書を見ているようで、思わず景色に心を奪われ
そうになります。
ここはサヴォワでも白で最も有名なApremont(アプルモン)地区に位置し、
1248年に起こったグラニエ山の大規模な土砂崩れにより変形した複雑な地形と、
散乱した純度の高い石灰岩を含む土壌がキレのある高品質なワインを生み出します。
その他、ダカンの所有する畑は全て標高350m~400mと高い位置にあり、
いずれも清涼感のある味わいが大きな特徴です。
とにかく、ウンチクを語らずとも、この壮大な大地からできるワインが
美味しくないはずはありません!
近年温暖化が進むフランスにおいて、酸の涼しいダカンのワインは
これからますます注目される予感がします!
是非お手におとりいただけますように
こちらは22年2月新着のレイナルドのドメーヌの地下カーヴから地上に
つながる階段を下から写した写真です。
ちょうど入り口の扉から見える夕刻の静寂に包まれたダークブルーの空が
とても幻想的で、階段からその先にある希望につながるようです。
地下カーヴは19世紀に作られたもので、冷蔵庫のない当時は多くの家庭に
このようなカーヴがあり、ワインの熟成やチーズ、サラミ、または野菜を
保存する冷暗所として生活には欠かせませんでした。
奥の部屋は、樽を3段重ねて限界なくらい天井が低く、20平米ほどしかない
狭いスペースにまるでアリが巣穴にエサを運ぶように樽が器用に
重ね並べられています。
まるで19世紀にタイムスリップしたような緩やかで静寂な時間が
このカーヴには流れています。
レイナルドは、四季を通して温度差のほとんどないこの地下カーヴで
ワインをまずは一年半ゆっくりと熟成させます。
そして次に、ワインは地上のカーヴにある熟成樽に慎重に移され、
さらに一年、四季の温度を緩やかに感じながら仕上げに入ります。
時代や流行りとはまた違う次元で魅力溢れる唯一無二のレイナルドのワイン、
是非皆様にも楽しんでいただけましたら幸いです