2013年にノーコントロールを立ち上げたヴァンサン・マリー。
10年目となり、地元オーヴェルニュでも、フランスでも益々注目をされています。
弊社との出会いは2014 年の 11 ⽉、ヨシが待望の訪問を果たしました。
その際のヴァンサンの第⼀印象は、「強⾯のいかつい⼤男」。
ですが、いざ話してみると⾮常に真⾯⽬で優しく、彼は⾃分のこと、
ワインのことをじっくり語ってくれたそうです。
若い頃にサイクリングでフランス代表候補に選ばれ、プロサイクリスト
としてスカウトされるくらい運動能⼒に⻑け、おまけにスポーツ経営学の
修⼠号を持つなど⽂武両道で、秀でた才能を持っているヴァンサン。
元々は、2001年、大学時代に通ったワインスクールでヴァンナチュールに出会い、
徐々にヴァンナチュールの世界に入り込んでいきました。
2012年、8年間働いた大手スポーツ用品の会社を辞め、ジェラール・シュレール、
ジュリアン・メイエーで半年間ずつ研修を終えた後、2013年、オーヴェルニュで
2 haブドウ畑を所有し、ノー・コントロールを立ち上げ、10年目を記念して来日中です。
今回なんと、11種類の新着ワインをリリースします♪
10年で順調に畑も増え、最近では2022年から樹齢45年のガメイとピノノワール、そして
新たに植樹した畑が合計1.5haほど増え、畑総面積が6haに。
写真は去年の春に新しく植樹をした畑の写真です。
周りが森に囲まれた南向きの傾斜のある畑にピノノワールとピノグリが植えられていますが、
その苗木はアルザスのブリュノ・シュレールのセレクションマサールだそうです。
そして、この写真の奥に見えている畑はトゥールノエル・ライオット、
樹齢47年のピノノワールの畑です。(ホームページのトップページの写真が
その畑にいるヴァンサンです)
その畑の上に(写真右上)見えるのが、由来となるトゥールノエル城の悠然とした姿です。
ちなみに、この孤城は11世紀の初めころにオーヴェルニュ伯ギィ2世が統治していたもので、
ブドウ畑はその時代から存在し、当時はお城に献上する良質なワインがつくられていたという
資料も残っていて、歴史的な銘醸地です。
現在は、個人オーナーが城と畑を含めた領地を所有していますが、そのオーナーからヴァンサンは絶大な
信頼を寄せられ、畑を任せてもらっています。
テロワール、苗木の種類、栽培方法、醸造と徹底的にこだわり抜くヴァンサン。
この先さらにどのようなワインをつくり上げていくのか…
益々の進化が楽しみです♪
どうぞ、どうぞお楽しみに♪
これは2月5日にアンジェで開催されたワインサロンAnonymeの試飲会の風景です。
去年よりも各国のコロナ規制が緩和された影響なのか、
ノーマスクでこの人だかりです!
目算ですが、間違いなくAnonymeもLes PenitentesもLa Dive Bouteilleも
去年の倍以上は来場者がいる感じがしました。
中でも、今回来日するノーコントロールのブースは常に人だかりの山ができ、
あらためてヴァンサンの人気の高さが窺えました。
数少ないワインに我先と群がる人々のナチュラルワインに対する情熱に終始圧倒
されっぱなし。
ナチュラルワインのムーヴメントは落ち着くどころか、
これからもますます火が付きそうな予感がします!
新年あけましておめでとうございます
昨年はヴァンクゥールのワインを沢山応援してくださり
本当にありがとうございました
年始は1月5日(木)より業務開始となります
本年も皆様どうぞよろしくお願いいたします
写真は、ヴァンクゥールの創立メンバーズが、約20年前にティエリ、パスカル、
ノエラ達と出会った思い出のモントリーシャー@トゥーレーヌ地方の朝日です!
これはアルザスのストラスブールで毎年11月終わりから1ヶ月間
開催されるMarché de Noël(クリスマス市)のメインツリーの写真です。
クリスマス市はアルザス語でChristkindelsmärik(クリスキンドルスマリック)と
呼ばれ、歴史は古く1570年から開催されています。クリスマス関連する様々な
お店の入る山小屋をイメージしたChalet(シャレ)が、大聖堂のまわりや広場の
ツリーのまわりに所狭しと立ち並び、大勢の観光客を楽しませます。
毎年世界中から200万人の観光客が訪れていましたが、ガングランジェによると、
コロナが流行った2020年は中止、2021年もコロナの影響が続き訪れた観光客は
かなり少なかったようです。
そして、2022年、ヨシが訪れたのは11月終わりでしたが、観光客も普通に戻り
多くの出店が賑わっていたそうです。2023年も楽しい日常が戻ってきますように。
Happy Holidays!!!
2022年も沢山の応援をいただきありがとうございました。
皆様よいお年をお迎えください♪
ブドウ畑に佇む一匹の犬。
これはアドリアン・ダカンのジャケールの畑で撮った写真です。
ワインの名前にもなっているアドリアンの愛犬サヤのどこか遠くの山々を
見つめる哀愁漂う後ろ姿がなんとも愛らしく、思わずシャッタを切りました。
大型ピレネー犬と、ここにもし小さな子供がいれば、もうアルプスの少女ハイジの世界です!
ワインの話に戻すと、今年2022年ダカンはかつてないブドウの豊作に恵まれました。
収穫直前まで、巷では今年は極度の水不足により収量が大幅に減るだろうと
言われていたにもかかわらずです。
今年のサヴォワは5月から8月の中旬まで雨がほとんど降らず、
ブドウは疲弊しきっていました。
降雨量の統計的にも、今年はここ50年の中で一番雨量が少なかったようです。
アドリアンも当初は2021年の収量を下回る不作になるだろうと
予測していました。だが、収穫直前に降ったたった20㎜の雨が
ブドウの水不足問題を一気に解消し、最終的にかつてない豊作
という結果を生み出しました。統計的に一番雨量の少ない年が、
一番収量の多い年で終わった2022年。
まさに机上の理論では計れない生命の神秘を感じます。
今月は2019、2021年のワインが入荷しております♪
どうぞお楽しみいただけますように♪