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  • 今月の1枚(フランス/スペイン)
  • 2019.02.23
  • 《ローヌ》「レ・ドゥー・テール」初来日!!
  • コート・デュ・ローヌ、アルデッシュ地方の「ドメーヌ・レ・ドゥー・テール」がいよいよ初来日いたします!

     

    今回の来日にあわせ、2017年の新ヴィンテージを中心に11種類、温めていたワインを一挙にリリースいたします!

    2017年は霜や雹害の直接的なダメージは免れたものの、開花時期の結実不良により、特にグルナッシュは実付きが悪く、大幅な収量減となってしまいました。しかしながらブドウは良く熟し、ボリュームがありながらもきれいな酸が残り、バランスのとれた味わいに仕上がっています。

     

    また今回の目玉でもあるJAJA2018年は、前回2016年の初リリースでは瓶熟1年経過した状態でのリリースとなりましたが、今回は本来のコンセプトであるプルムール・スタイルでのリリースとなります!今の時点で味わいにまとまりがあり、文句なしの美味しさです~♪

    2018年は近年続いた不作の反動のせいか、ブドウの房数にも恵まれ、2014年以来の大豊作となりました♪

    今回のリリースはJAJAのみですが、今後続々と入荷いたしますので、どうぞお楽しみに☆

     

    さて、異なる 2つのテロワール と2人の異なるヴィニョロン の融合 が「 ドゥー ・テール」 の由来となっていますが、まず2つのテロワール「リュサス(マニュエル所有)」「ミラベル(ヴァンサン所有)」と、2人の作業についての特徴をご紹介させていただきます。

     

     

    ~畑がdeux(ドゥー)!!~

     

    ◎リュサスの畑

     

    【特徴】

    ・標高350mの平地にある畑

    ・雨が多く、保湿性が高い。それ故ミルデューの病害になりやすい

    ・吹きおろしの北風が強い

    ・ミラベルに比べて気温が低い

    (リュサスとミラベルはわずか3kmしか離れていないが、最大で6度ほどの気温差がある)

     

    【土壌】

    ・60%バザルト(玄武岩)で、目詰まりの強い、硬く重みのある黒石が表土に点在している

    ・40%マルヌ・カルケール(泥土状石灰質)

    ・バザルト土壌は火山の火砕流の堆積により形成され、畑の北側に多く見られ、南に行くに従ってマルヌ・カルケールになる

     

    【味わい】

    ・フレッシュで、果実味がみずみずしく、清涼感のあるワインが出来上がる

     

     

    ◎ミラベルの畑

     

    【特徴】

    ・標高350mの穏やかな斜度にある畑で、最高地点のモン・フルーリーは標高400m

    ・乾燥しているため、オイディウムの病害になりやすい

    ・北風はほどほど

     

    【土壌】

    ・アルジロ・カルケール(石灰粘土質)で、白く薄い石灰岩が表土に点在している

    ・「プティ・ブルゴーニュ」と呼ばれる良質な土壌

     

    【味わい】

    ・ストラクチャーのしっかりしたワインができる

    ・保温性が高く、特に暑い年はボリューム豊かなワインになりやすい

     

    単一のテロワールで造られているワインもありますが、両方に作付されているグルナツシュ、メルロー、カリニャンは、その年のブドウのポテンシャル、収量、状態により、ワインのコンセプトに合わせて、リュサスのフレッシュ感のあるブドウと、ミラベルのボリューム感のあるブドウを混ぜて仕込んでいます。(つまり年によってブレンドが変わります)

     

     

    ~ヴィニョロンがdeux(ドゥー)!!~

     

    ◎共同の作業

    ・それぞれが所有する畑をメインに管理しながら、助け合いながら作業を行う

    ・8月の収穫前にワインの方向性を2人で決定

    ・瓶詰め、リリースは2人でチェックし決定。万全の状態でリリース。

     

    ◎マニュエルの作業

    ・収穫日、収量とブドウのコンディションを踏まえ醸造の準備

    ・醸造

     

    ◎ヴァンサンの作業

    ・収穫日決定、収穫準備

    ・収穫

     

    お互いのリスペクトと、厚い信頼関係があって出来上がるドゥー・テールのワイン。

    2つのテロワール×2人の知性×感性の掛け算から、これからも多様性、創造性豊かなワインが生み出されていくことでしょう。

     

    今後もドゥー・テール唯一無二の「掛け算ワイン」にぜひご期待ください!
    キーワードの「deux(ドゥー)」をどうぞお忘れなきよう♪

  • 今月の1枚(フランス/スペイン)
  • 2018.12.27
  • 《ローヌ》2つの個性、1つのワイン「レ・ドゥー・テール」初来日!!
  • コート・デュ・ローヌ、アルデッシュ地方の「ドメーヌ・レ・ドゥー・テール」が記念すべきドメーヌ設立10周年となる2019年に初来日いたします!

     

    マニュエルとヴァンサンが最初に出会ったのは1998 年。
    ミラベルにある農業学校の同級生だった二人は意気投合し、いつか⼀緒にワイン造る約束を交わし、決意を胸にそれぞれ旅立ちました。

     

    その後マニュエルは、コトー・デクス・アン・プロヴァンスにあるドメーヌ・グロージュの醸造責任者として働き、ヴァンサンもマニュエルの推薦で、同ドメーヌの栽培責任者として働くことになります。

    2004 年、マニュエルがドメーヌ・グロージュを退職し、ヴァール県サン・マキシマンにあるドメーヌ・デファンの醸造栽培責任者として働き始め、同年にヴァンサンも同ドメーヌを辞め、同じくサン・マキシマン付近にあるドメーヌ・トリエンヌ(デュジャックのジャック・セイスとDRC のオベール・ド・ヴィレーヌがスタートさせたドメーヌ)の醸造栽培責任者として働き始めます。

     

    お互いのドメーヌが近く、元々交流が深かったことから、必然的に毎⽇顔を合わせるようになって行きました。そして2008 年、マニュエルがヴァンサンにドメーヌ⽴ち上げのプロポーズをし、⼀⾜先にアルデッシュに戻り3 ha ほど畑を購⼊し、2009 年にはヴァンサンもアルデッシュに戻り、⽗親が持つ畑5 ha を引き継いで、ドメーヌ・レ・ドゥー・テールがスタートしました。実に約束から10年以上の時をを経て2人は夢を叶えたのです。

     

    裸一貫ではじめたマニュエルとヴィニョロン家系だったヴァンサンが⼆⼈三脚で経営するドゥー・テール。マニュエルがリュサックに所有する畑はバザルト⼟壌で、ワインに繊細な果実味とミネラリィな味わいを与えると同時に、通年涼しい⾵の流れる標⾼380 m の台地からキレのある酸が特徴のワインが⽣まれます。一方ヴァンサンが所有するミラベルの畑は、⽯灰質・粘⼟質⼟壌で、果実味が凝縮したボリューム豊かなワインに仕上がります。

     

    ドゥー・テールのドメーヌ名には、2 つの異なるテロワールと、2人の知恵の融合、そんな思いが込められています。それぞれが単独で別々のワインを造るのではなく、2人で知恵を出し合って、一緒に1つのワインを造り上げるスタイルこそがドゥー・テールの最大の特徴であり、ワインの最大の魅力になっていると感じています。(こんなドメーヌはそうそうありませんよね)

     

    出会ってからドメーヌを始めるまで10年、ドメーヌを初めてから10年、彼らは既に20年の付き合いになります。持ってる畑も、見た目も、性格も違う二人ですが、お互いが主張しながらも尊重し、認め合える、強い信頼関係で結ばれています。2つのテロワール、2人の個性が融合し、凝縮されたワインは、どれも一体感があり、絶妙なバランス、かつ見事なコストパフォーマンスです!そしてゼロ・ゼロですが味わい、コンディション面もきちんとフォローされているところもgood point!

     

    チャキチャキでぐいぐい引っ張るマニュエル(小柄の方)と、物腰柔らかく穏やかなヴァンサン(大柄の方)のナイスなコンビが造り出す、親しみやすくも高品質なワイン。2人のワインは今後さらにレベルアップし、美味しくなっていく可能性を秘めています!

     

    なおワインは2月末の来日にあわせ11種類リリース予定となっております。

    ラインナップは当HPで後日更新いたします。どうぞご期待くださいませ~♪

     

    ※試飲会情報はこのページ内中断よりご覧くださいませ

  • 今月の1枚(フランス/スペイン)
  • 2018.11.23
  • 《ロワール》ベルナッシュ?ユヌ・ビエール・ナッシュ!!
  • ロワレットでお馴染みのブラッセリー・ド・ラ・ピジョンネールから、新作の登場です!

    その名も「ユヌ・ビエール・ナッシュ!!」

    小麦50%とモルト50%でつくる滑らかな味わいの白ビールで、ロワールでは秋の収穫中にしか飲めないワインになる前の発酵中のブドウジュースをBernache(ベルナッシュ)と呼び、その味わいをイメージしたことから Bière Nache(ビエール・ナッシュ)と命名♪

    アロマホップには、フローラルで苦みが上品なアメリカ産パリサードを100%使用。

    彼らと交流のあるロワールのヴィニョロン達が収穫期間中に飲むビールとして、毎年ロワレット5.5%の生樽を注文しているそうですが、ヴィニョロンから「ビエール・デュ・シャモーより飲みごたえがあり、ロワレット5.5%より軽快なビールが飲みたい!」というリクエストがあり、このビエール・ナッシュは誕生しました!ルードヴィックとステファンは、清涼感のある優しい味わいと滑らかな質感を追求し、見事彼らのリクエスト通りの味わいに仕上げています!

     

    その他冬季限定製造のクリスマス・ビール「ピジョ・ノエル8.5%」が今年も入荷しました!

    通常のビールよりもベースモルトの量を多く使用し、さらに色とボディをうみだすチョコレート・モルト5%、カラヘル・モルト3%をプラス。加えて今年はビターホップのシビリアの割合を減らし、飲み応えがありながら、味わいはフルーティーで柔らかく、苦味控えめな仕上がりとなっています!

     

    もしもし仮にクリスマスを過ぎてしまっても・・ご安心ください!賞味期限は2021年8月28日ですから、来年まで瓶熟成させるのもアリです♪Pigeo NoëlHappyなクリスマスを♪♪

    《ピジョンネールのこだわり》
    原料
    麦芽、ホップ、糖分(サトウキビ) ⇒ALL Bio
    水⇒地下175mの地元の地下水を使用
    酵母⇒デュポン社の酵母種を使い込みほぼオリジナル
     ※香料などその他の添加物はなし
     
    作り方

    - 破砕した乾燥麦芽にお湯を足し、麦のスープを作る
    - スープを100℃で煮沸したのち、ホップを投入
    - 出来上がった麦汁をろ過したのち冷やし、セレクション酵母を添加し一次発酵
    - さらに一次発酵終わりかけの時点で、発酵が止まる温度まで冷やす
    - 糖分を足して、一度動きを止めた1次発酵酵母とともに瓶内で2次発酵を行う

    ※瓶詰め時フィルター、殺菌なし。また瓶詰め後も瓶内発酵中であり、それが多くのナチュール生産者に支持され、麦のペティアンと呼ばれている所以です

     瓶内発酵を活性化させるため、あえて冷蔵庫ではなく冷暗所で保管し、飲む前に冷やして味わうのがおすすめ♪

  • 今月の1枚(フランス/スペイン)
  • 2018.10.19
  • 《ボジョレー》ジャンの新着!&ヌーヴォー2018完結編!
  • 9月13日撮影 キュヴェ・エポニムの「モルゴン・レ・シャルム」の畑です!

    2018年の収穫写真です。
    朝7時の澄みきった空気感と、静寂が伝わってくる1枚です。

     

    今年はブドウの収量が多かったため、いつものベテラン収穫者に加え、新たに東欧の季節労働者も参加し、30人の大所帯での収穫となったようです。今月のボノーム(ロワール)の説明でも触れていますが、近年は収穫者の人手不足により、言葉はあまり通じずとも働き者で賃金的にも比較的に頼みやすい東欧の人たちが収穫者として活躍しているようです。特に今年のように選果の必要がないような、きれいなブドウの年は、とにかくスピード重視のため、収穫の経験が浅くても安心して任せられるようです。

     

    2018年の前評判はすこぶる高く、出来上がりが今からとても楽しみですが、今回リリースの2016年も非常に素晴らしい味わいです♪春の長雨、5月と6月の猛烈な雹のダメージ、夏の不安定な天候と極端な気温差によるミルデューの繁殖。決して天候に恵まれた年ではありませんでしたが、8月中旬からの天候の回復と適度な雨により見事に挽回!結果的に収量こそ例年よりは少ないものの、現時点でジャン特有の気品のある芳香に溢れ、洗練を感じる味わいに仕上がっています☆

     

    コルスレットはブドウの実が少なく、相対的に梗の部分が多かったため、梗からくるエグ味の抽出に細心の注意を払い、マセラシオンを若干短めに切り上げています。結果的にチャーミングで色気も備えた魅惑のエキス感に、うっとりしちゃいます♪

     

    エポニム(レ・シャルム)は、コルスレットよりも力強く、コクと厚みを感じつつも、酒質はとても柔らかく、しなやかな仕上がりです♪

     

    そしてコート・デュ・ピィは上品な果実感に加え、前者2つに比べてストラクチャがはっきり。存在感のある鉱物的なニュアンスがワインに緊張感を与えています。

     

    2015年のパワーも素晴らしかったですが、淡いエキス感で幾分おしとやかな2016年のような年こそジャンの魅力がより際立って感じられます。

     

    しっとり飲み語らいたくなるような気分にさせてくれるジャンのワインを、秋の夜長のお供にぜひ☆

     

    そして・・
    いよいよボジョレー・ヌーヴォー2018はリリースの最終段階!

    カリームは10/12に瓶詰めを追え、ジャンは10/20前後に、フレッド&ケヴィンは10/18の瓶詰め予定です。ちなみにケヴィンは最終的にレーニエに隣接する畑のブドウと、マルシャン村のブドウを50%ずつブレンドしています。

     

    11月15日の解禁まであと1ヶ月を切りました!
    生産者が大絶賛する、歴史的なボジョレー・ヌーヴォーの解禁をどうぞお楽しみに~♪

     

    【生産者のビデオメッセージをぜひご覧ください!】

    カリーム・ヴィオネ
     
    アニエス&ジャン・フォワヤール
     
    フレデリック・コサール&ケヴィン・デコンブ

     

     

    【前回の最新速報】
    https://vinscoeur.co.jp/wp/wp-content/uploads/2018/08/c2f7fe5449f429a6018a8b1ef53d0671.pdf

  • 今月の1枚(フランス/スペイン)
  • 2018.09.18
  • 《ボジョレー》続報・ヌーヴォー2018!
  • 9月12日撮影 カリームのプレス後のワインです!

    カリームのヌーヴォー用の収穫は昨年より1週間早い、8月27日にスタートしました。

    8月中の収穫は2009年以来2度目で、2018年がいかに日照量に恵まれ、ブドウが最後まで順調に成熟していったのかが分かります。(心配されていた雹害もありませんでした♪)

     

    結局期待していた降雨はなく、乾燥による収量減が懸念されましたが、地中が思いのほか春の雨を蓄えていたようで、たっぷり果汁を含んだブドウを収穫できたようです。

     

    2018年は、ブドウの質と量、そしてバランスを兼ね備えた年となり、ことバランスにおいては当たり年といわれた2009年や2015年を上回るようです。それゆえ特に酸のバランスをポイントにするヴァンナチュール生産者の前評判がすこぶる高い!ワインが出来上がる前の現段階で「歴史的な偉大なヴィンテージ!」と、どの生産者も一様に口を揃えて評価するのは異例中の異例で、まさに真の当たり年であることが伺えます!

     

    さてカリームは一足早くデキュヴァージュのステップに進み、アルコール度数は11.5%~12%になると予測しています。猛暑の年に良くあるパターンの「収穫直前の恵みの雨」によりブドウが水分を含んでいるのではなく、しっかり養分が凝縮されての11.5%ですから、カリームのワインのスタイルを考えれば、最高の出来栄えになるかと思います!

     

    ジャンも最高の収穫を終え、かつ醗酵に勢いがあり、こちらも順調そのもの。

     

    フレッド&ケヴィンは、標高の高いマルシャン村の完熟を待っている段階で、状況次第では9月5日に収穫したレーニエ村のブドウで仕込む可能性がありますが、いずれのブドウであっても素晴らしいブドウであり、ワインの期待値が高いことには変わりありません!

     

    もちろんヌーヴォーに限らず通常のキュヴェも大いに期待できる2018年ヴィンテージ。

    ボジョレー以外の産地でも、久しぶりの当たり年で歓喜に湧いているようです♪
    (特に近年厳しかった、ジュラ、アルザスなどの豊作は実に嬉しい限りです☆)

     

    どのような作柄であっても毎年とても魅力的な味わいですが、

    それにしても弊社がヌーヴォーの取り扱いを始めてから、ここまで生産者が評価する年は初めてで、

    本当に楽しみで仕方ありません!

     

    11月15日の解禁まであと57日・・(9/19発動の解禁メーター 笑)

    指折り数えて、、首を長くして、、、イメージを膨らませながら、楽しみながら解禁日を待ちたいと思います♪

     

    ※来月は解禁直前「生産者のビデオメッセージ」をお届けいたします

    どうぞお楽しみに~♪

     

    【最新速報をぜひご覧ください】
    https://vinscoeur.co.jp/wp/wp-content/uploads/2018/08/c2f7fe5449f429a6018a8b1ef53d0671.pdf

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