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  • 今月の1枚(フランス/スペイン)
  • 2018.02.16
  • 《ロワール》 Noëlla Morantin 10周年Year!
  • ついに、ついにノエラが初来日いたします!

     

    ヴァンクゥールの面々がノエラと出会ったのは2004年。

     

    彼女は30歳を機にワイン造りの世界に飛び込み、ミュスカデのワイン学校で醸造と栽培を学びつつ、アンジュのモスで2年間の研修を経て、フィリップ・パカレで収穫、マルク・ぺノで醸造と剪定の研修を終えた後、ボワルカの醸造栽培責任者に就任しました。

     

    その当時ボワルカの研修生だった弊社の村木とノエラとは、一時代を過ごした盟友関係。取引関係となった今でも、お互いの心は共に過ごしたボワルカの畑で通じ合っているようです。(村木は昔も今も上下関係だと言っていますが笑)

     

    ノエラが起業して10周年。

     

    経営者としてヴィニョロンのキャリアを積み、大きく飛躍しながらも、

     

    彼女のポリシーは何ひとつ変わってないようです。

     

    彼女は独自の感覚をとっても大事にしている。

     

    彼女はチャーミング。

     

    彼女は派手そうに見えて、とても純朴。

     

    彼女は鋭くてしなやか。時に大胆で繊細。
    彼女はいい加減なことが嫌いなタイプ。

     

    彼女は面倒見がいい。
    彼女はシンプルで美しいものを好む。

     

    彼女は自分とワインを信じ、愛している。

     

    そう、ノエラはとても素敵な人なんです♪

     

    さて、2017年ヴィンテージから新カーヴでの仕込みをスタートし、ノエラのNEXTステージが実に気になるところではありますが、まず今回リリースのワインで、ノエラの10年の結実を存分に感じていただけたらと思います!

     

    初リリースのタンゴ・アトランティコ2015!

     

    ストイックになりがちなコーとカベルネも、ノエラの手に掛かれば、美しく人懐っこささえ感じてしまうから不思議です。

     

    ガメイのブディヌリ2016はチャーミングながら気品があり、

     

    コー・タ・コー2015はとても香り華やかでしなやかなテクスチャです。

     

    白はどれもノエラ・イズムが全開!!

     

    最後となるテール・ブランシュ2015は、香りやアタックよりも飲むごとに増してゆく存在感に、2015年のシャルドネの出来栄えの良さを実感。

     

    ソーヴィニヨン・ブランのピショーはまとまりのある2016年とメリハリのある2015年、飲み心地のスムーズさに驚きます。

     

    シェ・シャルルはピショーより一回り体幹が太くなり、また果実感も白系~レモンイエローから、黄色~オレンジにグッとシフトアップしています。ヴィンテージの傾向はピショーと同じく2016年はエレガント、2015年はよりエネルギッシュ!

     

    そしてノエラのトップ・キュヴェのL.B.L2015年は、今彼女が理想とするワイン!

     

    2015年の優れたヴィンテージとヴィエイユ・ヴィーニュの圧倒的なポテンシャルを秘めています。樽熟17ヶ月を経て、心地よい緊張感を持ちながらも、決してかたく閉じた印象はありません。

     

    いずれのソーヴィニヨンも上質で純真。

     

    果実感の濃淡はあれど、ユーカリ、レモングラス、ベルガモット、ハーブティのアロマを基調に、ノエラ流の清々しくやわらかい酸アプローチは変わらず、体が欲するがまま飲み続けていたくなるようなワインです。

     

    決断の連続により生み出されるエレガンスワインは、ノエラのパーソナリティが散りばめられた、いわば彼女そのもの。そして彼女の円熟と共に、ワインはよりくっきりと彼女のプロフィールを映し出していくことでしょう。

     

    今後もぜひご期待ください!

  • 今月の1枚(日本)
  • 2018.02.16
  • Domaine Ponkotsu(ドメーヌ・ポンコツ)まどぎわ初リリース!
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    写真は3月上旬に初リリースとなるドメーヌ・ポンコツ「まどぎわ」のラベルです。

     

    今回初リリースとなる『まどぎわ』は、勝沼町小佐手地区のデラウェアと甲州をメインに、甲府市善光寺のデラウェアも使用した白のスティルワインです。

     

    松岡氏は2017年、新たにデラウェアと甲州の畑を取得しましたが、『ジャロピー』は今後ヴィニフェラの比率を上げていく計画のため、ジャロピーとして仕込むのではなく、基本に立ち返るつもりで白のスティルワインを造ろうと決意し、この『まどぎわ』が誕生することになりました。

     

    『まどぎわ』という興味を引く名前には、
    「ドメーヌ・ポンコツは主流を追うのではなく、隙間に収まるような存在で良い。
    窓際にいて、主流を眺めているだけで良い。」という思いが込められています。

     

    松岡氏曰くこの『まどぎわ』は、「3年越しのご挨拶」とのこと。
    確かに『まどぎわ』の中には「緩い酒質, ワインを汚しすぎない, 独自性」というドメーヌ・ポンコツらしさといったものが、落ち着いた酒質の中にも感じることができます。

     

    巨峰のペティアンと、デラウェアの醸しという、ある意味そのジャンル自体が個性的な2種のワインでのスタートとなったドメーヌ・ポンコツにとって、他者と比較され易い白のスティルワインというジャンルで「らしさ」を表現できたことが、「3年越しのご挨拶」という言葉につながったのかなと感じます。

     

    『まどぎわ』は、何か特別な香りがするわけでも、大げさななにかがあるわけでもありませんが、まっとうな、でも自然体で無理のないところが魅力的です。

     

    松岡氏の「ドメーヌ・ポンコツらしさ」の表現を、是非お楽しみください。

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