写真は、12/9に初リリースとなる「ドメーヌ・オヤマダ/日向 2014&2015」です。
日向というのは地名であり、山梨市の笛吹川西のエリアに位置します。
このエリアは「万力」、「南」、「江曽原」、「大工」と大きく分けられ、
日向は江曽原内のさらに細かい地名を指します。
Googleマップ等で各地名を入力すると位置関係がよくわかりオススメです。
日向は小山田氏が山梨で唯一所有する垣根のヴィニフェラ混植の畑。
南向きの斜面で名称の通り日当たりがよく、冬でも作業をしていると暑さを感じるような畑です。
シラー、ムールヴェードル、タナといった南系の品種が植えられていて、ワインは同じ垣根のヴィニフェラ混植の洗馬とはキャラクターが全く異なり、コンセプトの「南の太陽」がぴったりな、表情の明るい外交的なワインに仕上がっています。
ラベルのヴィンテージが「4029」となっていますが、
こちらは2014+2015=4029という意味で、2つのヴィンテージをアッサンブラージュしていることを意味しています。
アッサンブラージュ前は、2014は硬めのクラシックな味わい。2015は繊細な艶やかな味わい。
この二つのヴィンテージを混ぜることによって適度な緊張感を保った、伸びやかなワインに仕上がりました。
開けたては、酸が美しく瑞々しい印象ですが、時間がたつにつれ、南の柑橘や赤と黒の中間の果実の甘い香りがどんどん香ってきます。
つまり熟成で表情が変わっていくポテンシャルが十分にあるということです!
是非セラーで少し休ませてあげてから飲まれることをオススメ致します!