梅雨時期の長雨と激しい台風に見舞われた2019年ヴィンテージも、
10月26日の洗馬赤の収穫を持って締めくくりとなりました。
雨による病気や実割れなどの直接的な被害はさほどなく、
ブドウは総じてきれいで、例年よりやや少し若い状態での収穫となったようです。
洗馬の畑には様々な品種が植えられており、ブドウの成熟スピードや、ポテンシャルに差があったとしても、
結果的にそれらがワインに多様性や深みを与え、また時間を掛けて渾然一体となっていきます。
2019年は例年より少し軽めでチャーミングなワインが出来上がりそうですが、
洗馬の畑が持つキャラクター、品格は今年も変わらずに反映されて行くことでしょう。
どのようなヴィンテージだったとしても、オヤマダの洗馬は洗馬なのですから。
そして洗馬のワイン名が「Ça va?」に変わります・・! ※写真参照
飽きたわけでも、奇をてらったわけでもありません。
2018年 10月に施行された原産地表示基準により、ラベルに 地名を明記する場合は当地を含む隣接した市町村内で醸造することが義務付けられることになりました。これによりドメーヌ・オヤマダの洗馬( 長野・塩尻)は山梨で醸造されるため、ワイン名として「洗馬」の使用ができなくなり、今回のリリースの白2018から、洗馬をフランス語の「 Ça va? (元気)」と掛けて 命名することとなりました 。
※今回リリースの赤は2017年ヴィンテージとなり、新基準施行前に瓶詰めされているため、洗馬のままとなります
畑の場所、ワインのコンセプト はこれまでとまったく何も変わりません。
この気さくな名前に、しばらくは少し違和感があるかと思いますが(笑)、
お飲みいただければいつもの「洗馬」のまま であることを感じ取っていただけると思います。
その他、スパークリング祝2018、万力2018が12月リリース予定となります。
乞うご期待ください!