VdF Elisabeth 2022 Cuvee Vin Nu (ヴァン・ニュ2022)
(ユニブラン90%、ソーヴィニョンブラン10%)がついにリリースです!
前回の2017VTから多くを学び、改良を重ね、ついに理想となるフレッシュでコスパ高な
デイリーワインが誕生しました!是非お試しください♪
今回のヴァン・ニュに10%入っているソーヴィニヨンブランは、ジロンド川の河口の
Talmont -sur -Gironde(タルモン・シュール・ジロンド)で育ちました。
海風に晒され風化した石灰が覆う石灰土壌のこちらのソーヴィニヨンは、
アロマチックに育つそうです。SO2は、その10%のソーヴィニョンに20㎎/L添加
されただけで、残りの90%のユニブランは完全無添加です♪
フレッシュですが、日持ちも良く、お料理とも合わせやすく本当にお勧めです~
是非<(_ _)>
1765年から存続するドメーヌ・デュ・フォール・マネルのオーナーの
ジュリアン・フレモンとは2006年からの長いお取引です。食用牛の家畜業と兼用
しながらシードル、ポワレ、カルヴァドスをつくり続けています。
特にシードルとポワレに関しては、炭酸ガス注入の安易な方法が主流の中で、
一貫して瓶内一次発酵の伝統的な作りを継承している希少な造り手です。
写真は、2022年のリンゴの収穫風景です。ジュリアン曰く、傷んだリンゴを
混ぜてしまうと、陰干しの時に他のリンゴにも腐敗を誘発して
しまうので、全てを拾うのではなく、手に取って腐敗箇所がないかを
ひとつひとつその場でチェックをしながら収穫しているそうです。
今回の新着リリースは、2015年のリンゴからできたシードルを蒸留し、
4年半熟成させた SO2無添加のカルヴァドス42° 2017!
カルヴァドスのミレジムは、リンゴを収穫した年ではなく蒸留した年で換算します。
2017は2年シードルを熟成させてから蒸留し、新樽比率が高いので前年よりも
色調が濃くなっています。
なんと700 mLのカルヴァドスを作るためには20倍(14 L分)のシードルが必要です!
香り豊かで貴重なジュリアン・フレモンのカルヴァドス、シードル、ポワレを
是非おためしください♪♪
2013年にノーコントロールを立ち上げたヴァンサン・マリー。
10年目となり、地元オーヴェルニュでも、フランスでも益々注目をされています。
弊社との出会いは2014 年の 11 ⽉、ヨシが待望の訪問を果たしました。
その際のヴァンサンの第⼀印象は、「強⾯のいかつい⼤男」。
ですが、いざ話してみると⾮常に真⾯⽬で優しく、彼は⾃分のこと、
ワインのことをじっくり語ってくれたそうです。
若い頃にサイクリングでフランス代表候補に選ばれ、プロサイクリスト
としてスカウトされるくらい運動能⼒に⻑け、おまけにスポーツ経営学の
修⼠号を持つなど⽂武両道で、秀でた才能を持っているヴァンサン。
元々は、2001年、大学時代に通ったワインスクールでヴァンナチュールに出会い、
徐々にヴァンナチュールの世界に入り込んでいきました。
2012年、8年間働いた大手スポーツ用品の会社を辞め、ジェラール・シュレール、
ジュリアン・メイエーで半年間ずつ研修を終えた後、2013年、オーヴェルニュで
2 haブドウ畑を所有し、ノー・コントロールを立ち上げ、10年目を記念して来日中です。
今回なんと、11種類の新着ワインをリリースします♪
10年で順調に畑も増え、最近では2022年から樹齢45年のガメイとピノノワール、そして
新たに植樹した畑が合計1.5haほど増え、畑総面積が6haに。
写真は去年の春に新しく植樹をした畑の写真です。
周りが森に囲まれた南向きの傾斜のある畑にピノノワールとピノグリが植えられていますが、
その苗木はアルザスのブリュノ・シュレールのセレクションマサールだそうです。
そして、この写真の奥に見えている畑はトゥールノエル・ライオット、
樹齢47年のピノノワールの畑です。(ホームページのトップページの写真が
その畑にいるヴァンサンです)
その畑の上に(写真右上)見えるのが、由来となるトゥールノエル城の悠然とした姿です。
ちなみに、この孤城は11世紀の初めころにオーヴェルニュ伯ギィ2世が統治していたもので、
ブドウ畑はその時代から存在し、当時はお城に献上する良質なワインがつくられていたという
資料も残っていて、歴史的な銘醸地です。
現在は、個人オーナーが城と畑を含めた領地を所有していますが、そのオーナーからヴァンサンは絶大な
信頼を寄せられ、畑を任せてもらっています。
テロワール、苗木の種類、栽培方法、醸造と徹底的にこだわり抜くヴァンサン。
この先さらにどのようなワインをつくり上げていくのか…
益々の進化が楽しみです♪
どうぞ、どうぞお楽しみに♪
これは2月5日にアンジェで開催されたワインサロンAnonymeの試飲会の風景です。
去年よりも各国のコロナ規制が緩和された影響なのか、
ノーマスクでこの人だかりです!
目算ですが、間違いなくAnonymeもLes PenitentesもLa Dive Bouteilleも
去年の倍以上は来場者がいる感じがしました。
中でも、今回来日するノーコントロールのブースは常に人だかりの山ができ、
あらためてヴァンサンの人気の高さが窺えました。
数少ないワインに我先と群がる人々のナチュラルワインに対する情熱に終始圧倒
されっぱなし。
ナチュラルワインのムーヴメントは落ち着くどころか、
これからもますます火が付きそうな予感がします!