モンショヴェの引退により、今回のリリースをもって 35 年続いたドメーヌの
幕を下ろすこととなりました。 今まで長くモンショヴェのワインを応援し、
ご愛飲して いただいた皆様、本当にありがとうございました。
まだビオディナミが世に知られていない黎明期の頃、 それも革新を厭う閉鎖的な
ブルゴーニュの土地で、 20 歳の若者ディディエが僅か 0.5ha の畑からスタートさ
せたドメーヌ・ ディディエ・ モンショヴェ。両親との確 執などいくつもの困難を
乗り越えながら、熱い信念に支 えられ、絶えずビオディナミのフロントランナーとして
ブルゴーニュのビオワインの礎を築いてきました。
そんな彼の集大成とも言えるワインが、今回のリリースをもって最後となります。
2021年秋、折しもモンショヴェが引退したこの時期に重ね合わせたように
Bourgone Aujourd hui という雑誌に、「ブルゴーニュのビオディナミを牽引した
5 人のパイオニア」という表題でドミニク・ドゥランやエマニエル・ジブローな どと
並んでディディエ・モンショヴェを再評価する記事が掲載されました。
そんな、ブルゴーニュのビオディナミを代表する偉大な造り手でありながら、
いばることも気取ることもなく、親しみやすく、穏やかな人柄で、 いつも友人のように
我々に接してくれました。彼のつくるワインは、名うての生産者のように話題を
さらうような派手やかさはないですが、彼の人柄の様に、どのワインも実直で後から
心に染み入るような真っ直ぐさがあります。まさに今のヴァン・ナチュール界の
初期の時代を牽引したワインでもあります。
彼の功績を改めて振り返っていただき、彼のフィナーレとなるワインを、
もし手に取っていただけ まし たら幸いです。
ドメーヌ・ド・シャソルネイDOMAINE DE CHASSORNEY 2019
ネゴシアン・フレデリック・コサールSARL Frédéric Cossard 2019
太陽を感じるふくよかな果実味、そして芳醇でしなやかなエキスが渾然一体となる、
試練を乗り越えた魅惑のヴィンテージ!
樽熟成から「クヴェヴリ」「卵型タンク」熟成にほぼ完全移行しました
ブルゴーニュワインの樽熟の常識を覆しますが、理性を超える直感的な美味しさがあります
詳しくは、こちらの資料をご覧くださいませ
→https://vinscoeur.co.jp/wp/wp-content/uploads/2021/09/4142-2021-10.pdf
ボジョレー・ヌーヴォーの収穫が9月中旬から始まりました~
2021年は、フランスのワイン産地ほぼ全域に遅霜が降りるという衝撃的な幕開けから始まり、
その後ボジョレーでは雹、長雨による病気の蔓延など、天候的に厳しいミレジムだった
2013年をさらに超える試練に晒されている状況ですが、ブドウの栽培にとって
厳しい年にもかかわらず品質に恵まれた2012年とサイクルが似ているため、
天候次第では再びワインの品質に恵まれることを期待する生産者も多い2021年!
いずれにせよ、もう待ったなしの段階に迫ったカリーム、ジャン、ケヴィン&フレッド!
収穫直前の心境を聞いてみたレポートはこちらかご覧くださいませ♪
→https://vinscoeur.co.jp/wp/wp-content/uploads/2021/09/BN2021October.pdf
ボジョレー速報2021年 第2弾です♪
詳しくはこちらから資料をどうぞご覧ください♪ → BN2021August
ヴェレゾン(ブドウの色付き)が開始しました!
カリームが8月8日から、ジャン、フレッド&ケヴィンが8月10日から
それぞれ始まりました!
こちらの写真は、カリームの8月13日のヴェレゾンの様子。
2021年は、フランスのワイン産地ほぼ全域に遅霜が降りるという
衝撃的な幕開けから始まり、その後ボジョレーでは雹、長雨による病気の
蔓延など、天候的に厳しいミレジムだった2013年をさらに超える試練に
晒されている状況です。
一方で、ブドウの栽培にとって厳しい年にもかかわらずワインの品質的には
トップだった2012年にもサイクルが似ており、8月の天候次第では再びミラクルが
起こるのではと期待する人たちも多いのです。
例年以上に難しい舵取りを迫られるのが必至なカリーム、ジャン、フレッド&ケヴィン!
幸い予報では、8月中旬から天候は回復に向かい暑い夏が戻ってくるとのこと、
2012年のように最後にミラクルが起こることを大いに期待したいところです!
次のレポートもどうぞお楽しみに!
アレックスを訪問した時に撮った一枚です。
手前の三本が今回リリースするアレックスの新しいミレジムです。
父親ジャンのワインも揃ってテーブルに並べられた姿は圧巻です!
この日の試飲には、他に二組のクライアントが一緒でした。
一組はリヨンで新しくレストランを立ち上げるフランスの若者、そして
もう一組はベルギーのインポーターでした。アレックスの彼女のファニーが
試飲に立ち会いましたが、彼女が言うには、4月に入ってからは既存新規を
問わずほぼ毎日大勢のクライアントがひっきりなしにドメーヌを訪れているようです。
フランスは6月のレストラン再開に合わせてカーヴィスとレストランが
ワイン仕入れの準備をし、そして、外国のインポーター、特にアメリカ、
ヨーロッパ諸国、アジアはシンガポールや韓国が、まるでコロナの影響がないかの
勢いでワインのオーダーがはいるようです。
さらに今年2021年は、4月の遅霜や雹、長雨による病気の蔓延で、
フランスのほぼ全地域のブドウの不作が予想されます。
世界的なワインの需要回復とブドウの不作が相まり、このままでは
来年ワインの供給不足が起こるかもしれません。
日本向けにワインがうっかり購入できない、なんてことにならぬ様
今年は買い付けのお仕事ますます頑張ります♪