これはアルザスのストラスブールで毎年11月終わりから1ヶ月間
開催されるMarché de Noël(クリスマス市)のメインツリーの写真です。
クリスマス市はアルザス語でChristkindelsmärik(クリスキンドルスマリック)と
呼ばれ、歴史は古く1570年から開催されています。クリスマス関連する様々な
お店の入る山小屋をイメージしたChalet(シャレ)が、大聖堂のまわりや広場の
ツリーのまわりに所狭しと立ち並び、大勢の観光客を楽しませます。
毎年世界中から200万人の観光客が訪れていましたが、ガングランジェによると、
コロナが流行った2020年は中止、2021年もコロナの影響が続き訪れた観光客は
かなり少なかったようです。
そして、2022年、ヨシが訪れたのは11月終わりでしたが、観光客も普通に戻り
多くの出店が賑わっていたそうです。2023年も楽しい日常が戻ってきますように。
Happy Holidays!!!
2022年も沢山の応援をいただきありがとうございました。
皆様よいお年をお迎えください♪
ブドウ畑に佇む一匹の犬。
これはアドリアン・ダカンのジャケールの畑で撮った写真です。
ワインの名前にもなっているアドリアンの愛犬サヤのどこか遠くの山々を
見つめる哀愁漂う後ろ姿がなんとも愛らしく、思わずシャッタを切りました。
大型ピレネー犬と、ここにもし小さな子供がいれば、もうアルプスの少女ハイジの世界です!
ワインの話に戻すと、今年2022年ダカンはかつてないブドウの豊作に恵まれました。
収穫直前まで、巷では今年は極度の水不足により収量が大幅に減るだろうと
言われていたにもかかわらずです。
今年のサヴォワは5月から8月の中旬まで雨がほとんど降らず、
ブドウは疲弊しきっていました。
降雨量の統計的にも、今年はここ50年の中で一番雨量が少なかったようです。
アドリアンも当初は2021年の収量を下回る不作になるだろうと
予測していました。だが、収穫直前に降ったたった20㎜の雨が
ブドウの水不足問題を一気に解消し、最終的にかつてない豊作
という結果を生み出しました。統計的に一番雨量の少ない年が、
一番収量の多い年で終わった2022年。
まさに机上の理論では計れない生命の神秘を感じます。
今月は2019、2021年のワインが入荷しております♪
どうぞお楽しみいただけますように♪
こちらはモルゴン・コースレットの収穫風景です。
今年は、フランス全土が歴史的な干ばつの年でした。
ボジョレーも例外なく、8月の中旬までは極度の水不足に悩まされました。
ですが、モルゴンとフルーリーは収穫直前に10㎜ほどの雨が降りました。
樹齢20年以下の若木にとっては10㎜の雨はほぼ焼け石に水でしたが、
ヴィエーユ・ヴィーニュにとってはまさに恵みの雨でした。
ジャン曰く、ボジョレーは砂地ベースの畑が多く土壌の水はけが良いため、
まだ地中にしっかりと根が張りきれていない若木は、日照りになるとすぐに
深刻な水不足に陥るのに対し、ヴィエーユ・ヴィーニュは根が深い分
今年のような極度の干ばつでも水不足の心配はほとんどないようです。
実際、この日は古樹のコースレットと息子のアレックスが今年取得した
若木のフルーリーを収穫しましたが、収量の差は歴然としていました。
フルーリーは房が少なくブドウの粒もコンパクトだったのに対し、
コースレットは房も粒も大きく果汁に満ち溢れていました。
たった10㎜の雨でブドウのみずみずしさを蘇らせる
ヴィエーユ・ヴィーニュの生命力には本当に驚かされます。
2022年は、ミレジムの特徴的に2020年と良く似ていると言われています。
果たしてどのようなワインが出来上がるのでしょうか?今から楽しみです♪