写真は6月下旬の日向の様子です。
こちらの日向の畑は、まわりが林に囲まれているため動物や虫が多く、それらへの対策は必要ですが、見事に南東を向いた斜面で日中は日当たりが良く、夕方の日は当たりにくいという、立地的に優れた畑で、ブドウは熟しつつも酸を確保できます。
品種は、ムールヴェードル、シラー、タナ、シュナン、カベルネフラン、プチマンサンを主体に、サンジョヴェーゼ、フルミント、サヴァニャン、トゥルソー、バルベーラなども少しずつ植わっています。
まだ山梨での適性が判断されていない品種も多く植わっており、実験的な意味でも大きな役割が期待される畑です。
さて、関東甲信地方では6/29に梅雨明けが発表されました。これは2017年が7/19、2016年が7/28に梅雨明けだったことを考えると異常に早く、観測史上初の出来事です。
これで春からの生育の早い傾向も続くこととなり、現時点では例年よりも早い収穫が見込まれます。
これ程までに例年と違う気象条件となると、例年通りの対応という訳にはいかず、生産者の経験と感覚が重要となってきます。
何はともあれ新梢管理のピークは乗り越えました。
8月の中旬にはデラウェアの収穫がスタートしま す。
このまま青空が続き、無事収穫を迎えられることを祈ります。