これは2月頭の週末に開催されたアンジェのナチュラルワインサロン後、
夜に繰り出した人々を写した写真です。
見てください、通りを埋め尽くした人の波を!
ここに集まる人達のほとんどは中央の赤いオーニングテントの
張ったワインバーが目当てです。
そう、その名もLe Cercle Rouge(ル・サークル・ルージュ)。
1970年制作のアラン・ドロン主演のギャング映画『仁義(邦題)』の
タイトルから名前を取ったこのワインバーは、ナチュラルワインが
飲めるバーとして古くからアンジェの人たちに愛されていました。
ですが、コロナの煽りもあり、去年一度閉店を余儀なくされました。
Le Cercle Rougeに直接ワインを卸していたモスが閉店の話を聞き、
「このまま閉めてしまうのは惜しい」と、ジェゼフが友人に2人に
掛け合い、3人の共同経営というかたちで去年の秋に再復活を遂げました!!!
その再復活1年目のサロンの夜がこの群衆です。
店に入りきれない人たちが外で立ち飲みする光景はもう圧巻の一言です。
ちなみに、ジョゼフが言うには、サロンの週末3日間でワインのボトルが700本、
割れたグラスは100脚を超えるくらい大盛況だったようです。
ニュースでは農業従事者の大規模ストが連日報道される経済不況真っ只中の
フランスですが、この空間だけまるで別世界ですね!
アンジェを訪問される機会がありましたら是非~♪
HPに載せましたので、よろしかったらご活用ください♩♩
ル・クロ・デュ・テュ・ブッフ (Le Clos du Tue-Boeuf)より
マセラシオン1種類がリリースされました♪
今回のクヴェヴリはソーヴィニヨン、シュナン、ムニュピノと
ロワールを代表する白品種が全てアッサンブラージュされ
清涼感ある味わいに仕上がっています!
当初はそれぞれ別々のアンフォラで仕込み、シュナンとムニュピノは
アッサンブラージュ、ソーヴィニヨンブランは単体と2種類のマセラシオンを
つくる予定でした。
ですが、、、、
瓶詰前に3品種を試験的に全てアッサンブラージュしたところ、
ドメーヌ全会一致で「一番バランスが良い」との結論に至り、
最終的に全てを混ぜ合わせ1つのキュヴェになりました~
2022年は、ブドウが早熟で太陽に恵まれた年。
ティエリ曰く、収量が多かったためジュースはいつもよりライトで
品種の特徴が良く表れているとのことです。
醸造は、収穫したブドウを直接プレスしてジュースにし、
その中に30%ブドウの搾り滓を加えアンフォラで発酵させていて、
マセラシオンよりもむしろアンフュージョンに近いです。
出来上がったワインは、ピュアでみずみずしく
ハーブティーのような優しいタンニンがありエレガント!
透明感のあるスレンダーなエキスの中にしっかりとした旨味があり、
マセラシオンというよりもハービーな白という印象です。
ティエリはこのクヴェヴリの味わいを
「ハーブのような優しいタンニンはソーヴィニヨンブラン、
ピュアなエキスに溶け込んだミネラルの旨味は
テュフォー(白亜紀の石灰岩)の土壌で育つ
シュナンとムニュピノから来る」
と分析しています。
また、ティエリ曰く、2022年は早くから楽しめますが、
タンニンがワインに溶け込んでいる最中なので、
もしタンニンが気になるのであればあと1年くらい
寝かせるのもお勧めとのことです!
是非お試しください~