「25hLのフードルで発酵をさせているが、
実際はこの辺りまでしかワインは入っていない」と
フードルに手を当てて量を示してくれた。
えっ、そうだったの!?てっきり今までフードルは、
常にワインが一杯の状態にあると思っていたが、
実際はそうではなかったの?
手に当てたレベルを見ると、確かにかなり量は少ない…。
えっ、ということは、熟成もこれだけの空間を開けたまま
行っているわけ?酸化の心配は?
今まで先入観で勝手にワインが一杯だと思い込んで
いたから、頭が少し混乱してしまった。
ガングランジェ曰く、フードルでのウィヤージュをしない
発酵熟成のやり方は、何と完全にナチュラルに変えた2015年
からすでに実践しているそうだ。また、酸化については、
ワインのポテンシャルの弱い年は早めにフードル熟成を切り上げ、
ステンレスタンクに移すなどの対処をする時もあるが、
基本的には発酵が終わった後もワインを動かさずにフードルで
そのまま放置しているとのこと。
そのようなやり方で今まで醸造を行なってきているが、
ワインの酸化が問題になったことはほとんどないと語った。
確かに彼の言う通り、2015年以降にリリースしたワインで酸化が
気になったキュヴェの記憶はほとんどない!
そうだったのか…今まで全く気にしていなかったが、
あらためて考えると、当たり前のように酸化に強い
ガングランジェのワインが実際どれだけ凄いことなのか、
まじまじと痛感させられた!
これだけのスペースが空きながら、酸化に耐え得るワインが
できるなんてどれだけのポテンシャルがあるんだ!?
そんな興味深いガングランジェのワイン♪♪♪
12月新着リリースです♪是非よろしくお願いします♪