こちらは22年2月新着のレイナルドのドメーヌの地下カーヴから地上に
つながる階段を下から写した写真です。
ちょうど入り口の扉から見える夕刻の静寂に包まれたダークブルーの空が
とても幻想的で、階段からその先にある希望につながるようです。
地下カーヴは19世紀に作られたもので、冷蔵庫のない当時は多くの家庭に
このようなカーヴがあり、ワインの熟成やチーズ、サラミ、または野菜を
保存する冷暗所として生活には欠かせませんでした。
奥の部屋は、樽を3段重ねて限界なくらい天井が低く、20平米ほどしかない
狭いスペースにまるでアリが巣穴にエサを運ぶように樽が器用に
重ね並べられています。
まるで19世紀にタイムスリップしたような緩やかで静寂な時間が
このカーヴには流れています。
レイナルドは、四季を通して温度差のほとんどないこの地下カーヴで
ワインをまずは一年半ゆっくりと熟成させます。
そして次に、ワインは地上のカーヴにある熟成樽に慎重に移され、
さらに一年、四季の温度を緩やかに感じながら仕上げに入ります。
時代や流行りとはまた違う次元で魅力溢れる唯一無二のレイナルドのワイン、
是非皆様にも楽しんでいただけましたら幸いです