写真は、ル・クロ・デゥ・テュ・ブッフのティエリ・ピュズラと本邦初リリースとなる
ACトゥーレーヌドリアのワイン名ともなったドリアたち。
ドリアはDolium(ドリウム)の複数形で、ラテン語で炻器で作った容器という意味があります。
ティエリの右隣にあるドリアはスペイン産で18世紀に作られたものに対し、
その右隣にある大きなドリアは最新のイタリア製です。
見た目は異なりますが、素材はほぼ同じGres(砂岩)とシリスで作られています。
焼成温度が1200℃~1300℃と800℃前後で焼かれるジョージアのアンフォラよりも高温で焼かれ、
素地がアンフォラよりも緻密で浸透性がないのが大きな特徴です。
浸透性がない分、出来上がるワインもフレッシュかつミネラリーで透明感があり、
限りなくクリスタルで、ティエリ自身ACトゥーレーヌドリア2018は最初からイメージ通りの
仕上りのワインが出来たと使い勝手を絶賛しています!
6回目の仕込みとなるクヴェヴリ2018は、樽のように酸素を取り入れる浸透性の高い
土器の特徴を生かしたジョージアの醸造スタイルに変更しました。クヴェヴリの容器に
ワインが負けないよう、しっかりと完熟させたパワフルなソーヴィニヨンを使い、
クヴェヴリの良さを最大限に引き上げています!
トゥーレーヌのソーヴィニヨンが、2つの異なるアンフォラにより全くスタイルの
異なるワインに仕上がっています!それぞれの魅力をどうぞお楽しみください♪
■Extra Edition P108■
ドメーヌ・ド・シャソルネイ/サン・ロマン・ブラン・コンブ・バザン18
ご紹介者様:山田雪絵様