写真はケヴィン・デコンブの畑です。
今年は昨年収穫が間に合わず仕込めなかった標高の高いマルシャン村の自社ブドウと、昨年のヌーヴォーに使用したレーニエに隣接するブドウ(写真の畑)も順調です♪
品質的に酸のエレガントなマルシャン村のブドウと、骨格豊かなレーニエに隣接するブドウをアッサンブラージュし「例年以上にハイレベルな・ヌーヴォーを造る!」とケヴィンは意気込んでおり、今からどんなワインが出来るのかワクワクします!
今年は北からまさかの南までフランス全域で遅霜の被害があった中、ケヴィンをはじめ、カリーム・ヴィオネ、ジャン・フォワヤールの3者とも幸いなことに遅霜から免れ、理想的な滑り出し♪開花もスムーズに終わり、7月初旬は冷えたものの、総じて猛暑日が多く、ブドウは例年より1ヶ月ほど早いペースでたいへん順調に成長しています。
しかし季節の変わり目、特に暑さが増す今時期にこの地方では毎年といって良いほど雹害にあうため、まだまだ安心できません。
(7月10日にカリームのランシエ村、ムーラン・ナヴァンで雹害を確認 被害状況の詳細は次回のレポートにて)
それと雨によるミルデューの繁殖、猛暑による日照りも懸念があります。
ただそれでも現時点ではまだ質・量共にアドバンテージがあると思います。開花日から起算すると、今年は8月の終わり、遅くとも9月早々の収穫開始となり、例年より2~3週間の醸造期間が得られるため、その分出来上がりにも期待がもてます!そして何より生産者がタイトなスケジュールから少しでも開放され、精神的にゆとりを持ってワイン造りをしてもらえることが何より大きなメリットになると思います。
ヴァンクゥールの「ボジョレー・トリオ」が気合十分で挑む
「ボジョレー・ヌーヴォー2017」に乞うご期待くださいませ!