写真は10/30に収穫を行った長野県塩尻市洗馬のブドウです。
9月から10月初旬にかけての長雨の被害は、塩尻のブドウにとっても例外ではありませんでした。
病気に強く、手間のかからないといわれるナイアガラのような早生ブドウでさえ、壊滅的な被害を受けた農家さんもあるようです。
ドメーヌ・オヤマダの塩尻市洗馬の畑は、実割れと灰カビ病に関して例年よりも厳しい選果を必要としましたが、
収量,熟度に関しては大きな問題はありませんでした 。
仕込みは例年通りの、除梗破砕と全房のハイブリッドで行っていますが、
熟度の影響で、例年よりも繊細な酒質となりそうです。
今回の洗馬の収穫で、ペイザナの全収穫は終了。
やはり長雨の影響で山梨のヴィニフェラなどは打撃を受けたものの、
おやすみ,Jalopy,BOW!赤白,洗馬に関しては例年とさほど変わらず仕込みを行うことができました。
本人たちの話では、味わいが明らかに向上しているキュヴェもあるようです!
ぜひ次回リリースをご期待くださいませ!
※昨年12月にリリースしました、「祝(スパークリング)」、「洗馬(赤)」の新ヴィンテージは来春に「BOW!(赤)(白)2016」と同時にリリースさせていただく予定です。どうぞお楽しみに♪
よりどりみどり♪
ジミオの美味しさの秘訣はこの彩りにあり!
写真は今回リリースする「ルージュ・フリュイ2015」のブドウです。
ひとつの畑にこれだけの色々なブドウが植えられており(混植)、これを一緒に醸造していく(混造)、何ともファンタジーな世界です☆
ブドウは違えど同じテロワールで個性を放ちつつも同じ速度で育ち、一緒に収穫され、搾られ、同じタンクの中であれこれ乗り越えて、一体となっていく・・・
それはそれはハンパない「葡萄力」です!
ワインに得も言われぬ奥深さが感じられるのは、この神がかり的な混ざり合いと、樹齢100年を超すブドウのエネルギーの結晶によるもの。
このブドウがジミオだけの個性と美味しさのルーツになっています。
ちなみにジミオの畑では15種類以上のブドウが植えられています。
ミュスカを筆頭に、アリカント、アラモン、グルナッシュ(ブラン、グリ、ローズ、ノワール)、カリニャン、テレ(ブラン、グリ、ノワール)、サンソー、リヴラン、ギュイサス・・・その他彼らも知らない名前のブドウがいろいろあるんだとか。
今回ルージュ・フリュイ2015を含む、5種類がリリースです!
どのワインもいつも以上に香り高く、味が乗っています♪
ミュスカ・セック2014(白)
黒痘病の蔓延により、収量は驚きの7hL/ha!/残糖2.6g/L
ふわっとアニスとハーブのニュアンスがエキゾチックに香ります♪
みずみずしく透き通るミュスカの果実感と、昆布だしのような凝縮した塩気のある旨味がまったり心地よく残ります。
ミュスカ・モワルー2015(白・軽い微発泡)
引続き黒痘病の被害にあい、収量は15hL/ha/残糖20g/L
王冠、瓶ともにペティアン仕様でリリース!
ペティアンとして仕込んでいますが、今のところ泡は極わずかです。
しかし、泡がなくても今の状態でドンピシャに美味しい♪
洋ナシやレモングラス、シャルトルーズのような薬草の深い香りに、うっとり☆
ロゼ・ド・ジミオ2015(ロゼ・軽い微発泡)
ミュスカ・セック2015年85%、ルージュ・ド・コース2015年15%のブレンド。
試行錯誤を繰り返し辿り着いた黄金比率♪
香り立つミュスカに赤やオレンジの果物の香りがふんだん!
柑橘系のほのかな苦味が食欲をそそります。
ルージュ・フリュイ2015(赤)
暑く乾燥した年だったため、例年よりややジュースが少なく、収量は9hL/ha (でも、毎年だいたいこのくらい)
ピエール曰く「2005年以来の濃厚な仕上がり」とのことですが、
しっかり詰まっていながら、ミネラリーで繊細な味わい。様々な果物、ハーブ、 スパイスが感じられ、写真のイメージどおりの彩り豊かな味わいです♪
ルージュ・ド・コース2015(赤)
病気がほとんどなかった当たり年!収量は20hL/haで量・質ともに申し分なし♪
開けたてからオレンジピールやタイムなどのジミオらしい官能的な香りがバンバン上がってきます。とっつきやすいけど、どこまでも深い、、、
樹齢155年のブドウでしか表現できない深層の世界をぜひ!
あ、江戸時代の植樹です。(そりゃあ、て~へんだ 笑)
どれも体と心が喜ぶワインです☆
今年1年のご褒美ワインはジミオしかないでしょう♪
どうぞよろしくお願いいたします!