11月10日に行われたド派手なパーティはヴァンサンを愛する人々で大賑わい!
昨年8月に完成したノー・コントロール新カーヴのこけら落としパーティが行われました♪
写真はヴァンサンが得意とするパンクをバンドメンバーと熱唱している様子です。
ラモーンズや、フランスのパンクを10曲ほど、感情をむき出しにシャウト!
とてもワインの生産者には見えません(笑)
そして会場には彼と親交のある生産者が勢ぞろい!
弊社取引先のボエムのパトリック、ガングランジェ、ドレイヤーをはじめ、ブルーノ・シュレール、パトリック・メイエーのアルザス時代の研修先の巨匠、ヴァンサン・トリコ、ラルブル・ブランなどの地元組、フィリップ・ジャンボン、ババス、ミロワールなど、ヴァンナチュールのドリーム・チーム的メンバーがワインを持ち寄って集結!実に30人以上もの生産者がお祝いに駆けつけたそうで、参加した村木曰く、ヴァンサンの交友関係の広さ、そして人望の厚さが伺えるパーティだったようです。
生産者はワインサロンさながらにスタンドを設け、ビジターをおもてなし。
まるで毎年2月にロワールで開催される「アノニム」のような熱気とライヴのグルーヴ感にボルテージは上がる一方で、宴は明け方まで続いたそうです。
新カーヴの場所はミネラルウォーターで有名なボルヴィックににあり、建物はオーヴェルニュ地方のシンボルである休火山「ピュイ・ド・ドーム」をモチーフにデザインされています。環境との調和を意識し た木造建築で、屋根の部分の黒い色は玄武岩、土台のベージュ色は花崗岩とテロワールを表現し ています。内部は大きく3部屋構造で、最も広い醸造件ストック部屋、熟成部屋、そして試飲部屋に分けられ機能的に設計されており、ヴァンサン曰く空調設備はないものの、夏と冬の外気の影響が少なく、ワインの醗酵と熟成の温度が格段に安定し、ワインの出来上がりに今まで以上の手応えを感じているそうです。
今回新カーヴで仕上げられたワイン2種類が初お目見え♪
ボジョレー産とオーヴェルニュ産の異なる産地の2つの「ガメイ・ド・ボジョレー」がリリースです!
※ノー・コントロールは、ボジョレー産とオーヴェルニュ産の「ガメイ・ド・ボジョレー」、そしてオーヴェルニュ産の「ガメイ・ド・オーヴェルニュ」があります
◎セー・ベ・ジェー・ベ 2017(50%)-2018(50%) 1L /ボジョレー産のガメイ・ド・ボジョレー
今回初リリースの1L ワイン!
ブドウはネゴスだが、畑はヴァンサンが所有。
2017 年にヴァンサンがボジョレー南の Theizé(テゼ)にガメイの畑 2ha を取得し、その 畑の管理をボジョレーの新鋭 ラファエル・ ベイサングに任せ、ブドウの一部をネゴスとして買い入れています。
当初プリムール的にリリ ー ス する予定でしたが、なかなか発酵が終わらず、翌年の2018 年をアッサンブラージュしても終わらず、最終的にマセラシオンを終えた 2018 年ラ・クゥレのシラーのマールに 1 日漬け込み、約 1 年半かけてやっと発酵を終わらせることができました。そんな苦労を微塵も感じさせない、ピュアで艶やかな果実感があり、心をくすぐられる味わいです♪
ワイン名は「 C ‘est Bon le Gamay du Beaujolais(ボジョレーのガメイは美味しい!)」の単語の頭文字を略したCBGB と、ニューヨークにあったパンクの聖地であるライブハウス「 CBGB」を掛けています!
◎マグマ・ロック2018 /オーヴェルニュ産のガメイ・ド・ボジョレー
2018年は収量、ブドウの品質共に恵まれた、まれに見る当たり年!
ヴァンサン曰く「この収量を手狭な旧カーヴで仕込んでいたらワインの置き場がなく、外で醸造しなければならなかった。豊作を新カーヴで迎えられたことは本当にミラクルで神様がくれたご褒美!」と語っています。
全てのブドウが均一に完熟した年で、一体感とポテンシャルがあり、現時点の若い段階でも粗さがなく、とても滑らか♪この2018年の味わいが彼の目指すマグマ・ロックのほぼ完成形とのことです!
ユーモアと誠実が混ざり合い、プラスのエネルギーに溢れたノー・コントロールのワインは、
ヴァンサンの人柄そのままです。
カーヴが変わり、今後のワインの品質にますます期待が膨らみます♪
ノー・コントロールのワイン、ぜひあらためてご注目ください~!