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  • 今月の1枚(フランス/スペイン)
  • 2016.12.28

《ルーション》 初リリースのJohn Schmitt(ジョン・シュミット)

  • 《ルーション》 初リリースのJohn Schmitt(ジョン・シュミット)
  • ルーションの「フィトゥー」で圧倒的な個性を放つ、ジョン・シュミット!!

     

    2002年から父親とマキシム・マニョンによる共同経営のドメーヌ、「マリア・フィタ」のメンバーに加わり、2005年からはマキシム・マニョンに代わり実質畑仕事から醸造までを行い、2012年にマリア・フィタの畑4haを譲り受け、念願だった自身のドメーヌをスタートさせました。

     

    以前リュベロン地域自然公園内で仕事をしていた時から、ビオロジックやビオディナミ農法に興味を持っていたこともあり、師と仰ぐマキシム・マニョンのワイン造りは彼の中にすんなり浸透していきました。また同時にパトリック・デプラ(当時グリオット)のワインに感銘を受け、「ヴァンナチュールこそ自分の進む道だ」と確信していったそうです。

     

    まだドメーヌとしては若手ながら、彼はブドウ栽培、ワイン醸造の確固たる哲学、イメージをもっており、栽培においては健全で病気に強いブドウを育むためには「多様な植物栽培」により生れる食物連鎖の循環が重要と考え、ブドウ畑のまわりに様々な植物を植樹し、鳥や動物が自然と集まる環境をつくりだし、畑とブドウの生命力を高める環境づくりに力を注いでいます。

     

    醸造においても、やはり「多様性」がキーワードで、色々なブドウ品種を混ぜ合わせることによって、それぞれの品種が欠点を補い合い、酸化に強いワインができるという先人の考えを取り入れています。また、醸しと発酵、そして熟成期間中はワインに一切手を加えず、ブドウのポテンシャルを信じワインの行き先を任せることで、最終的にはバランスのとれた抗体のあるワインが出来上がると考えているようです。(それがリスクにならぬよう、ワインの状態は休みなく常に緊張感をもって観察しています)

     

    今回赤ワイン5種類リリースです♪

     

    すべて混醸、SO2無添加、ノンフィルターです。

     

    クリスタル混じりのシスト土壌で育まれた樹齢70年~140年のブドウを完熟しすぎない絶妙なタイミングで収穫し、やさしく抽出。

     

    ワイルドでやんちゃな側面もありますが、素直に染みこむ果実味があり、複雑で奥深い味わいに仕上がっています。

     

    ※ラベルは彼の友人画家のデザインで、ワイン名と関連性はなく、ワインを飲んで浮かんだインスピレーションでデザインを描いたそうです。

     

    P4(ペー・キャトル) 2014 (※写真中)

    グルナッシュ60%、リヤドネ・プル40%(グルナッシュの亜品種)

    樹齢70年~80年

    アルコール度数は11%ながら、ヴィエーユ・ヴィーニュの力を感じる。

    ほんのりクリスピーで南のワインとは思えないみずみずしさが特徴。

     

    フジトゥ2014 (※写真左)

    グルナッシュ、グルナッシュブラン、グルナッシュグリ、リヤドネ・プル、

    カリニャン、マカブー、テレット、アリカント

    樹齢70年~140年

    ワインのバランスが良く、エレガントながら飲みごたえ十分!

     

    マメット2014 (※写真右)

    カリニャン(7種類の異なるセレクションマサール)

    樹齢140年

    洗練と野性味が混ざり合った絶妙なバランス♪

     

    アベラ2014

    シラー、グルナッシュ、グルナッシュブラン、グルナッシュグリ、リヤドネ・プル、

    カリニャン、マカブー、テレット、アリカント

    樹齢25年~140年

    シラー60%をベースにフジトゥのブドウを40%ブレンド。

    シスト土壌らしい骨太なミネラル。果実の旨味が溶け込んだ染み入る美味しさ。

     

    3G(トロワ・ジェー)2014

    グルナッシュ、グルナッシュブラン、グルナッシュグリ

    樹齢70年~80年

    3ヶ月半のロングマセラシオンを経たワインは、とても果実味がふくよか。

    この先手が付けられないくらい美味しくなる予感がプンプンしています!

     

    ジョン・シュミット、乞うご期待ください~♪

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